(最終更新日:2024-05-13 14:23:43)
  林 美都子
  ハヤシ ミツコ   HAYASHI Mitsuko
基本情報
   所  属   函館校
   職  名   准教授
   所属講座   学校教育
   電話(D・I)  
学位
1. 1999/03/25
修士(心理学)(筑波大学)
2. 2005/03/25
博士(心理学)(筑波大学)
3. 1997/03/25
学士(文学)(早稲田大学)
関連リンク
   Tsukuba International Conference on Memory
所属学会
1. 2015/09~ 教師教育学会
2. 2015/04~2017/03 日本時間学会
3. 2014/04~2016/12 日本創造学会
4. 2012/06~ 東北心理学会
5. 2012/04~ 北海道心理学会
6. 2015/04~ ∟ 理事
7. 2009/04~ 北海道教育大学函館学校教育学会
8. 2012/04~ ∟ 学会役員 幹事
9. 2012/04~ ∟ 機関紙編集委員会 幹事
10. 2009/04~ 北海道教育大学函館人文学会
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委員会・協会等
1. 2019/03/01~ 国際地域研究推進WG2019 地域環境科学G
2. 2016/04/01~ 地域プロジェクト運営委員会 地域環境科学グループ
3. 2014/04/01~ 構成館運営委員会 地域環境科学グループ
4. 2014/04/01~ 収書委員会 地域環境科学グループ
5. 2014/04/01~ 情報システム管理委員会 人間発達専攻・地域環境科学グループ
6. 2014/04/01~ 予算委員会 人間発達専攻・地域環境科学グループ
7. 2013/11/01~ 教員養成開発連携センター員
8. 2013/04/01~2015/03/31 函館校創立百周年記念事業準備委員会
9. 2012/04/01~2014/03/31 介護等体験実習委員会
10. 2010/04/01~2014/03/31 学部化構想委員会人間教育教養学科WG
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現在の専門分野
実験心理学, 教育心理学
記憶, 学習, 認知 (キーワード:記憶高進、潜在記憶、創造力) 
研究テーマ
1.   記憶高進 個人研究 
2.   高等教育機関における教育力 個人研究 
3.   創造力 個人研究 
4. 2012/12~  より充実した教育実習実現のための試み 機関内共同研究 
研究内容
主に、以下の3種類の研究を進めています。

1. 潜在記憶(implicit memory)・記憶高進(hypermnesia)
 テストのみを繰り返し、再学習の機会をもうけなくても記憶成績が向上する記憶高進現象については、これまで、潜在記憶など無意識の記憶の影響が大きいと考えられてきましたが、研究の結果、記憶高進の下位現象であるテスト間回復現象(レミニッセンス)と無意識の記憶との間には関連がありそうですが、記憶高進が生起するためには、検索意図が重要であることが分かってきました。現在、無意識の記憶から意識的な記憶、また意識的記憶から無意識の記憶へと記憶情報が移行するメカニズムを明らかにすることで、復習をなかなかしない学生さんたちでもテストを繰り返し受けるだけで記憶が少しずつ定着していくようなテスト方法を開発したり、犯罪場面の目撃や過去の思い出の想起等、もう一度復習するわけにはいかない記憶を、より正確にたくさん思い出す方法を検証しているところです。

2. 創造性
 学校教育場面や学術的場面を想定した創造的問題解決能力の育成手法について検証中です。ブレインライティング法を経験すると、単なる話し合いを行うだけよりも、その人がそもそも持つ創造性が量的に向上することが明らかになりました。当該手法のどのような要素が量的向上に結び付いたのか検討すると同時に、論理的思考力が創造性の量や質の向上に影響を与えている可能性についても検討しているところです。これまでの研究により、直感的ないきあたりばったりな態度よりも論理的にアプローチする態度で創造的課題に取り組んだ方が、創造力が向上されることが示されています。

3. 高等教育機関における教育力
 大学におけるより良い教育を実現するため(もちろん他人事ではなく自分自身の教育力向上という課題を含んでいます)、学生さんに好まれる大学教員像の検討(大学1年生と上級生、社会人学生さんで大学教員に求めるものが異なる事が分かりました)を行い、心理学分野の課題として取り組んだ学生さんの学習意欲等を保つための学生参加型FD課題の開発を主導したほか、教育実習をより実りあるものとするための電子ポートフォリオの開発や支援アンケートの開発など本学をあげて取り組んでいるプロジェクトにも参加しています。
担当講義
●学部
心理学1

認知心理学
認知心理学演習
認知科学
地域環境科学概論6(認知心理学)

学習心理学
行動分析学

心理学基礎実験1
心理学研究法

情報機器の操作
アカデミックスキルズ
実験プログラミング入門

●大学院
認知的学習心理学特論
認知的学習心理学特別演習
教育実践研究

●教育免許更新講習
・必修分野
子どもの発達に関する脳科学心理学等の最新知見
・選択分野
~H25条件づけ理論で見直す「学習」の基本
H26~行動分析入門 科学的「努力」の法則を学ぼう

~H25ブレインライティング法でみがく創造的問題解決能力
H26~ブレインライティング法入門 創造力向上のコツを体得しよう
著書、学術論文
1. 2021/08 論文  ブレイン・ライティングによる創造的問題解決能力育成法の検討 : 創造的問題解決能力向上講習の効果 北海道教育大学紀要 教育科学扁 72,71-81頁 (単著) Link
2. 2021/02 論文  心理学実験に実験者の立ち会いは必要か : Psytoolkitを用いたオンライン・ストループ実験の場合 北海道教育大学紀要 教育科学扁 71(2),11-20頁 (単著) 
3. 2021/01 著書  第7章 エピソード記憶: 過去と未来 記憶の心理学:基礎と応用 179-209頁  
4. 2021/01 著書  第8章 忘却 記憶の心理学:基礎と応用 210-240頁  
5. 2020/08 論文  昭和生まれの社会人における近現代の元号イメージ ― IATと好感度アンケートを用いた調査 ― 北海道教育大学紀要 教育科学扁 71(1),25-32頁 (単著) 
6. 2020/03 論文  平成生まれの大学生における近現代の元号イメージ
IATと好感度アンケートを用いた調査 人文論究 (89),103-108頁 (単著) 
7. 2020/02 論文  心理学は理系か文系か⑵ ― 理系大学生を対象としたSD法学問イメージ調査 ― 北海道教育大学紀要 教育科学扁 70(2),43-48頁 (単著) 
8. 2019/03 論文  ポイ捨て抑制文のカテゴリと効果の検討 人文論究 88,35-44頁 (単著) 
9. 2019/02 論文  心理学基礎実験のための動物実験教材開発の試み
-メダカを用いた実験室外オペラント条件づけ- 北海道教育大学紀要(教育科学編) 69(2),87-93頁 (単著) 
10. 2016/08 論文  記憶高進の観点から検証する共同想起と個人想起の実施順序 : ブレヒトの詩を用いた検討 北海道教育大学紀要 教育科学扁 67(1),41-52頁 (単著) 
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月刊誌、書評、報告集及びコラム
1. 2022/05 コミュ障パラドクス
2. 2021/04 コラム2 Work and Love(国際地域研究Ⅲ)
3. 2020/03 ポイッとつながる世界と地域(国際地域研究Ⅱ)
4. 2012/03 大学教員は、時々役立つ(人間と地域,3,2-3.)
5. 2011/03 オンナは長生き?オトコはロジカル?科学で迫る性差の源流(人間と地域 3号 Pp.16-21.)
学会発表・講演
1. 2023/11 オンラインツールを用いたネガティブな体験の語り直しによる自伝的記憶の変容(2) ーWEB会議システムを通じた検討ー(北海道心理学会 第70回大会)
2. 2023/11 ペットボトルキャップの分別行動に関する実証的研究(1) ごみ箱の見える化や投票式ごみ箱の効果(北海道心理学会 第70回大会)
3. 2023/11 ペットボトルキャップの分別行動に関する実証的研究(2) 投票式ごみ箱の効果に関する一考察(北海道心理学会 第70回大会)
4. 2023/11 ペットボトルキャップの分別行動に関する実証的研究(3) 天気と気温の影響(北海道心理学会 第70回大会)
5. 2023/11 自律訓練法とマインドフルネス瞑想法を用いた看護学生における創造性向上教育の試み(北海道心理学会 第70回大会)
6. 2023/09 擬人化アルファベットを用いた心的回転(日本認知科学会第40回大会)
7. 2023/09 虚記憶の再生記憶高進(2) 関連付け短作文学習課題とDRMパラダイムを用いた検討(日本心理学会第88回大会)
8. 2023/09 新型コロナ流行下における大学生のストレスイベント価の変化 ―2021年と2022年との比較―(日本心理学会第88回大会)
9. 2023/08 板書はパワポより強し?! 書き順つき文字スライドを用いた単語学習効果の検討(日本教育心理学会第65回総会)
10. 2023/07 深呼吸は知能を向上させるか(日本認知心理学会第21回大会)
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受賞学術賞
1. 2014/10 日本創造学会 第36回日本創造学会研究大会発表賞 (論理力と創造力)
外部補助金等
1. 2016/12~2016/12  海外の学会ICMB2016の視察と学会発表 (海外視察助成金)
2. 2009/04~2010/03  記憶高進現象における意識的・無意識的過程の生涯発達的役割 (若手教員研究支援経費)
3. 2009/04~2010/03  新任教員研究支援経費 
4. 2008/10~2010/03  記憶高進現象における意識的・無意識的過程の生涯発達的役割 (東京福祉大学第1回学内研究助成金)
5. 2006/04~2008/03  記憶高進現象における意識的・無意識的処理の役割 (若手研究(スタートアップ))
職歴
1. 2004/04~2005/03 国立大学法人筑波大学 生命環境科学等支援室技術補佐員
2. 2004/04~2005/03 法政大学 教育補助員
3. 2005/04~2006/03 東京福祉大学社会福祉学部 助教
4. 2005/04~2009/03 法政大学 非常勤講師
5. 2006/04~2007/03 東京福祉大学社会福祉学部 講師
6. 2007/04~2009/03 東京福祉大学教育学部 講師
7. 2007/04 聖徳大学 非常勤講師
8. 2009/04~2013/03 北海道教育大学教育学部函館校 講師
9. 2012/04~ 函館大学 非常勤講師
10. 2013/04~ 北海道教育大学教育学部函館校 准教授
全件表示(11件)
資格・免許
1. 1997/03/31 高等学校教諭1種(公民)
2. 1997/12/01 学校図書館司書教諭
3. 1999/07/01 実用英語技能検定試験 準1級