(最終更新日:2024-10-21 10:03:09)
  尾関 俊浩
  オゼキ トシヒロ   OZEKI Toshihiro
基本情報
   所  属   札幌校
   職  名   教授
   所属講座   理科教育
   電話(D・I)   011-778-0381
学位
1. 1996/03/25
博士(理学)(北海道大学)
2. 1992/03/25
理学修士(北海道大学)
3. 1990/03/25
理学士(北海道大学)
所属学会
1. 2021/10~ International Association of Cryospheric Sciences
2. 2019/07~ 日本科学教育学会
3. 2010/02~ 日本地球惑星科学連合
4. 2007/09~ 日本物理学会
5. 2004/05~ 日本自然災害学会
6. 1997/01~ 土木学会
7. 1992/09~ International Glaciological Society
8. 1990/10~ 日本雪氷学会
委員会・協会等
1. 2024/01/25~2026/09/30 日本学術会議 連携会員(特任)
2. 2024/01/25~2026/09/30 日本学術会議地球惑星科学委員会IUGG分科会 IACS小委員会委員
3. 2022/01/06~ 第5期土木研究所外部評価委員会 委員
4. 2021/08/25~2023/03/29 雪氷研究大会(2022・札幌)実行委員会 実行委員長
5. 2020/09/14~2021/10/25 雪氷研究大会(2021・オンライン-千葉)実行委員会 実行委員
6. 2020/07/22~2020/12/31 雪氷研究大会(2020・オンライン)実行委員会 実行委員長
7. 2019/05/07~2020/03/31 札幌市教育委員会札幌らしい特色ある学校教育推進検討プロジェクト 委員
8. 2017/05/23~2021/05/26 (公益社団法人) 日本雪氷学会 理事
9. 2017/05/23~ (公益社団法人)日本雪氷学会 学術委員
10. 2017/05/23~2023/05/22 (公益社団法人)日本雪氷学会 事業委員
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現在の専門分野
防災工学, 大気水圏科学, 教科教育学、初等中等教育学
物理学, 地球惑星科学 (キーワード:雪氷、積雪、雪崩、着氷、雪害) 
研究テーマ
1.   雪や寒さの教材化 個人研究 
2.   雪氷災害科学 国内共同研究 
3.   雪氷物理学 個人研究 
4.   雪崩の発生機構に関する研究 国内共同研究 (キーワード:雪崩,積雪の変態)
5.   着氷雪に関する研究 国内共同研究 (キーワード:着雪,着水)
研究内容
積雪のミクロな構造は熱伝導率、透水係数、光学的特徴など積雪の物理的性質に大きく関係します。また構造的に弱い層が積雪の中に作られると、雪崩が発生する要因にもなります。しかし積雪は零下でなければ融けてしまい、またたいへん脆いので加工して構造を観察することは容易ではありません。現在取り組んでいる研究はMRI(核磁気共鳴映像法)によって積雪の3次元構造を可視化し、構造と物理的性質の関係を明らかにすることです。同様の方法で海氷や着氷の内部構造を可視化する試みも行っています。
北国では毎冬、雪や氷によって自然災害が起きます。雪崩や列車着雪、船体着氷などの雪害についてその発生メカニズムの研究を行っています。表層雪崩の原因になりやすい積雪を人工的に作り観察したり,強度を研究したりしています.さらにその結果を雪崩から身を守るためのユース教育に応用する試みも行っています.
また雪結晶の観察、過冷却水の観察、イグルー作り、氷紋の製作などを通して雪や寒さという北海道の特徴を教材として活用する方法を研究しています。
担当講義
物理学概論Ⅰ・Ⅱ,熱力学,電磁気学Ⅰ,Ⅱ,物理学基礎実験など
著書、学術論文
1. 2024/09/02 論文  山岳ガイドの視点による雪崩遭難リスクを低減する行動について-2024年3月に利尻山と羊蹄山で発生した雪崩の調査結果に基づく- 北海道の雪氷 43,13-16頁 (共著) Link
2. 2024/09/02 論文  風洞型人工表面霜生成装置による大きな成長速度の表面霜の観察 北海道の雪氷 43,87-90頁 (共著) Link
3. 2024/06/18 論文  An Investigation of Spray Icing by Urea-doped Water on a Flat Specimen in Laboratory Experiments Proceedings of 20th Internatinal Workshop on Atmospheric Icing of Structures pp.67-73 (共著) 
4. 2024/02/18 論文  Experimental study on the flexural strength of saline ice Proceedings of The 38th International Symposium on the Okhotsk Sea & Polar Science 38,pp.43-46 (共著) 
5. 2024/02/18 論文  Laboratory experiments on spray icing with urea-doped water using flat and cylindrical specimens Okhotsk Sea and Polar Oceans Research 8,17-23頁 (共著) 
6. 2023/11/17 著書  証言 雪崩遭難   (共著) Link
7. 2023/03/07 論文  弱層の破壊から表層雪崩に至る演示教材を利用した雪崩ユース教育の授業実践 日本科学教育学会年会論文集 46,285-286頁 (共著) Link
8. 2023/02/19 論文  Laboratory experiment of spray icing using urea-doped water - Comparison of Icing Rate on Simple Shape Specimens - Proceedings of The 37th International Symposium on the Okhotsk Sea & Polar Science  (共著) 
9. 2022/11/30 著書  増補改訂版雪崩教本   (共著) Link
10. 2022/11 論文  海氷の微子構造と曲げ強度の関係-塩水氷作成時のSeedingがブライン分布と曲げ強度に与える影響の実験的考察- 日本船舶海洋工学会講演会論文集 35,137-140頁 (共著) 
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月刊誌、書評、報告集及びコラム
1. 2024/09 構造物の大気着氷に関する国際ワークショップ(International Workshop on Atmospheric Icing on Structures, IWAIS)参加報告(雪氷(2024年・86巻・5号・297-303頁))
2. 2024/03 船体着氷(日本の雪氷百選(2024, 2, 098))Link
3. 2024/03 拓北・あいの里地区地域連携事業「土曜講座」(2023年度フレンドシップ事業報告書)
4. 2024/03 防災フォーラム「2021/22 年冬に札幌都市圏が見舞われた大雪を振り返る」講演会開催報告(北海道地区自然災害資料センター報告(2024年・37号・33-36頁))Link
5. 2024/03 北海道空知・日高地方で発生した着氷現象(日本の雪氷百選(2024, 1, 032))Link
6. 2023/03 2021-2022年冬期の札幌都市圏における大雪の調査報告(北海道地区自然災害科学資料センター報告(2023年,36巻,3-40))Link
7. 2023/03 拓北・あいの里地区地域連携事業「土曜講座」(2022年度フレンドシップ事業報告書)
8. 2023/01 雪崩などの雪氷災害の発生メカニズムと防災(消防防災の科学(2023年,冬号,30-36))
9. 2022/03 2020-2021年冬期の岩見沢大雪調査報告-積雪と降雪の特徴-(北海道地区自然災害科学資料センター報告(Vol. 35, 3-11, 2022))
10. 2022/03 拓北・あいの里地区地域連携事業「土曜講座」(2021年度フレンドシップ事業報告書)
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学会発表・講演
1. 2024/11 人工表面霜を用いた霜のサイズと結晶形が弱層の破壊強度に与える影響の研究(第40回寒地技術シンポジウム)
2. 2024/09 尿素水を用いた飛沫着氷の低温室内実験 -平板試験体への飛沫衝突量と着氷量-(雪氷研究大会(2024・長岡))
3. 2024/06 An Investigation of Spray Icing by Urea-doped Water on a Flat Specimen in Laboratory Experiments(International Workshop on Atmospheric Icing of Structures 2024)
4. 2024/06 風洞型人工表面霜生成装置による大きな成長速度の表面霜の観察(雪氷学会北海道支部研究発表会)
5. 2024/05 山岳ガイドの視点による雪崩遭難リスクを低減する行動について-2024年3月に利尻山と羊蹄山で発生した雪崩の調査結果に基づく-(雪氷学会北海道支部研究発表会)
6. 2024/03 船体着氷研究のレビュー及び研究成果の紹介(北極環境研究コンソーシアム氷工学研究ワーキンググループ第4回研究会)
7. 2024/02 Experimental study on the flexural strength of saline ice(The 38th International Symposium on the Okhotsuk Sea and Polar Oceans)
8. 2024/02 Laboratory experiments on spray icing with urea-doped water using flat and cylindrical specimens(The 38th International Symposium on the Okhotsuk Sea and Polar Oceans)
9. 2023/11 塩分氷の歪計測技術確立のための基礎実験(日本船舶海洋工学会秋期講演会)
10. 2023/09 尿素水を用いた飛沫着氷の低温室内実験-平板試験体と円筒試験体の着氷形状と着氷量の比較-(雪氷研究大会(2023・郡山))
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受賞学術賞
1. 2022/12 (公益社団法人)日本雪氷学会北海道支部 2022年度北海道雪氷賞北の六華賞 (2021-2022年冬期の札幌都市圏における大雪について)
2. 2020/01 国土交通省 令和元年度雪崩災害防止功労者表彰
3. 2013/05 (公益社団法人)日本雪氷学会北海道支部 2012年度北海道雪氷賞北の風花賞
4. 2012/10 2012年度寒地技術賞(学術部門)
5. 2011/10 2011年度日本雪氷学会論文賞
6. 1997/03 旭川市新人奨励賞
7. 1997/02 中谷宇吉郎科学奨励賞
外部補助金等
1. 2024/04~2028/03  氷海船舶の大型化・高速化に対応した船体構造の最適化 (基盤研究(B))
2. 2024/04~2027/03  表面霜の成長量と形が弱層の破壊強度に与える影響と表層雪崩の危険度推定に関する研究 (基盤研究(C))
3. 2020/06~2025/03  戦略目標3北極域における自然環境の変化が人間社会に与える影響の評価北極航路課題 (ArCSⅡ北極域研究加速プロジェクト)
4. 2020/04~2023/03  波浪と氷板の相互影響下にある氷海船舶の氷荷重発生原因の実験的解明 (基盤研究(C))
5. 2018/04~2022/03  中高生に向けた雪崩安全教育教材の開発 (基盤研究(C))
6. 2017/11~2018/03  研究奨励 (研究奨励(イムラ・ジャパン株式会社))
7. 2017/04~2018/03  2017年3月27日に栃木県那須町で発生した雪崩災害に関する調査研究 (特別研究促進費)
8. 2016/04~2019/03  吹雪の広域自動観測と時空間構造の解明による南極氷床の質量収支の定量的評価 (二国間交流事業)
9. 2015/04~2018/03  表面霜の結晶形と成長量が雪崩斜面の安定度に与える影響に関する研究 (挑戦的萌芽研究)
10. 2014/04~2017/03  寒剤と寒剤を利用した拡散霧箱の研究 (基盤研究(C))
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職歴
1. 1996/04~1996/09 北海道大学低温科学研究所 研究生
2. 1996/10~2000/03 北海道大学工学部 助手
3. 2000/04~2000/09 科学技術振興事業団 特別研究員
4. 2000/10~2007/03 北海道教育大学岩見沢校 助教授
5. 2007/04~2008/03 北海道教育大学岩見沢校 准教授
6. 2008/04~2013/03 北海道教育大学札幌校 准教授
7. 2013/04~ 北海道教育大学札幌校 教授
社会における活動
1. 2022/12~2022/12 第3回講演会「雪崩から身を守るために」in白馬
2. 2022/12~2022/12 防災フォーラム2021/22年冬に札幌都市圏が見舞われた大雪を振り返る この冬にそなえて「雪」のことを考える
3. 2022/11~2022/11 琴似中学校日曜参観日「おやじの一日講師」
4. 2022/10~2022/10 第30回講演会「雪崩から身を守るために」in札幌
5. 2022/03~2023/03 日本雪氷学会北海道支部雪氷災害調査チーム(2022年・札幌大雪)
6. 2021/11~2021/11 琴似中学校日曜参観日「おやじの一日講師」
7. 2021/11~2021/11 第2回講演会「雪崩から身を守るために」in白馬
8. 2021/10~2021/10 第29回講演会「雪崩から身を守るために」in札幌
9. 2021/03~2021/03 スキーヤーが巻き込まれた面発生乾雪表層雪崩の解説
10. 2021/02~2021/02 大雪山系上川岳付近雪崩事故調査Link
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