(最終更新日:2022-05-13 14:06:00)
  菅沼 聡
  スガヌマ サトシ   SUGANUMA Satoshi
基本情報
   所  属   函館校
   職  名   准教授
   所属講座   学校教育
   電話(D・I)   0138-44-4345
学位
1. 2001/03/31
博士 (文学)(東北大学)
2. 1994/03/31
修士 (文学)(東北大学)
3. 1992/03/31
学士 (文学)(東北大学)
所属学会
1. 日本哲学会
2. 科学基礎論学会
3. 東北哲学会
4. 2004/04~2008/10 ∟ 幹事
5. 日本科学哲学会
6. 函館人文学会
7. 2010/04~2012/03 ∟ 幹事
8. 2016/04~2018/03 ∟ 幹事
委員会・協会等
1. 2022/04/01~ キャリアセンター函館校センター センター員
2. 2022/04/01~ 学生委員会 委員
3. 2022/04/01~ 人権相談員 函館校主任
4. 2018/04/01~2020/03/31 カリキュラム委員会 委員
5. 2018/04/01~2021/03/31 学生なんでも相談室 委員
6. 2014/10/01~2015/09/30 施設整備小委員会
7. 2014/04/01~2018/03/31 キャリアセンター函館校センター
8. 2014/04/01~2015/03/31 大学院入学試験委員会
9. 2012/04/01~2014/03/31 sms 委員
10. 2012/04/01~2014/03/31 研究委員会
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現在の専門分野
哲学、倫理学
哲学 (キーワード:現代哲学、形而上学、神秘主義、存在論、一元論、汎神論、全一性、不二一元性、究極実在、究極目的) 
研究テーマ
1.   現代における形而上学の可能性 個人研究 
研究内容
私の主な研究テーマは二つある。一つは、世界・宇宙の究極根拠を探ることであり、もう一つは、生の究極目的を探ることである。前者は、「なぜ」、「なぜ」、…と問い続ける根拠の連鎖の果てにあるものを見出そうとする問題であり、後者は、「だから? (So, what?)」、「だから?」、…と意味や目的を問い続ける連鎖の果てにあるものを見出そうとする問題である。前者は古くからの存在論の根本問題であり、後者はやはり古くからの価値論的問題である。ただ、私の研究の特色は、この両者の「究極」を最大限(少なくとも従来以上に)強くとらえることにあり、その際、両者はともに著しく形而上学的な性質を帯びることになる。その意味で、この研究テーマは二つとも形而上学に属しており、私はそれを(歴史的・文献学的研究ではなく)現代的視点から研究している。

なお、このように著しく形而上学的なテーマ設定は、そもそも無意味ではないのか、あるいは人間の認識範囲を超えているのではないか、という疑問を呼び起こしやすく、よってそのテーマ追求の際には、その有意味性や可能性に対する自己批判的・認識論的考察が欠かせない。むしろ、このような考察は(もともとの)形而上学的考察と不可分と言うべきだろう。そこで、「現代における形而上学の可能性」という際には、この本来不可分な両面―現代形而上学の可能性を広げるという側面と(上の意味での)形而上学の可能性を現代的見地から吟味するという側面の両面―の考察が含まれている。
担当講義
哲学入門
哲学的人間学
哲学的人間学演習I, II, III
存在論
認識論
研究基礎セミナー
実践フィールド体験
哲学特論
哲学特別演習
アカデミックスキル
哲学実践入門
哲学的対話演習I, II
地域プロジェクト
著書、学術論文
1. 2018 論文  Toward the Absolute Ultimate End Proceedings of the XXIII World Congress of Philosophy 23,pp.95-100 (単著) 
2. 2011 論文  〈最も形而上学的な実在〉の存在について 『哲学』 62,283-298頁 (単著) 
3. 2000 論文  「世界全体は存在するか」 『哲学』 (51),278-288頁 (単著) 
4. 2004 論文  「究極の問い再考」 『哲学』 (55),179-192頁 (単著) 
5. 2001 論文  「究極の問いの哲学」 博士学位論文 (東北大学) 1-236頁 (単著) 
6. 2002 論文  「究極目的はいかに自然化され得るか」 『文化』 65(3,4),1-22頁 (単著) 
7. 1995 論文  「絶対的真理の“存在論的証明”」 『科学哲学』 (28),47-60頁 (単著) 
8. 1996 論文  「絶対的真理の“存在論的証明”の点検」 『科学哲学』 (29),169-181頁 (単著) 
9. 1994 論文  「絶対的アプリオリ性をめぐって」 『思索』 (27),59-78頁 (単著) 
10. 2003 論文  「動くものと動かぬもの――岩沢氏の批判に対して」 『科学哲学』 (35-2),131-135頁 (単著) 
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学会発表・講演
1. 2016/05 客観的価値の存在論証(日本哲学会第75回大会)
2. 2014/10 自己分析課題がもたらす教育効果の検討~4年間にわたる学習意欲並びに分野DP得点の分析~(北海道教育大学函館学校教育学会第20回年会)
3. 2013/10 学生参加型FD活動~自己分析課題の実施手続き標準化の試み~(北海道教育大学函館学校教育学会第19回年会)
4. 2013/08 Toward the Absolute Ultimate End(The World Congresses of Philosophy (23rd))
5. 2012/10 自己分析課題を用いたFD活動の試み(3)~自己分析課題実施の効果~(北海道教育大学函館学校教育学会第18回年会)
6. 2012/04 究極の究極目的について(応用哲学会)
7. 2011/10 自己分析課題を用いたFD活動の試み(2) - 新入生の学習意欲と学力変化の検討 -(北海道教育大学函館学校教育学会第17回年会)
8. 2010/05 <最も形而上学的な実在>の存在について(日本哲学会第69回大会)
9. 2009/12 究極の究極目的(函館人文学会)
10. 2009/10 自己分析課題を用いたFD活動の試み(北海道教育大学函館学校教育学会第15回年会)
外部補助金等
1. 2008/10~2010/03  道徳教育の効果的な教育方法の開発 (科学研究費 基盤B)
2. 2008/09~2011/08  科学・数学の基盤への論理的・哲学的視座による「安全さ・確からしさ」の探求 (GCOE連携研究スタートアップ奨励費)
職歴
1. 1998/04~2001/03 日本学術振興会 日本学術振興会特別研究員(PD)
2. 2006/04~2008/10 東北大学大学院 文学研究科 助教
3. 2008/11~ 北海道教育大学函館校 准教授
社会における活動
1. 2009/04~ 有志団体「函館の音楽と歴史を考える会」の代表