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高久 元
タカク ゲン/TAKAKU Gen
 
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基本情報
所  属札幌校
職  名教授
所属講座理科教育
電話(D・I)
学位
1. 1989/03/25 学士(理学)(北海道大学)
2. 1991/03/25 修士(理学)(北海道大学)
3. 1999/03/25 博士(理学)(北海道大学)
所属学会
1. 日本ダニ学会
2. 日本蜘蛛学会
3. 日本動物学会
4. 日本動物分類学会
現在の専門分野
  生物多様性・分類
生物学 
研究テーマ
1.   昆虫便乗性ダニ類  個人研究 
2.   生物地理および生態  国際共同研究 
3.   土壌性ダニ類の分類  個人研究 
研究内容
私はダニ類を材料に分類学・生態学的な研究を行っています。ダニ類は、昆虫に次ぐ多様な節足動物であり、全世界で約6万種、日本国内では約2000種のダニが記録されています。しかし、今までに記載されていない種を含めると、上記の数値の10倍は生息しているであろうと推測されています。私は日本国内で昆虫の体表に見られるダニ類や土の中に生息しているダニ類の調査を行うとともに、多様性が高いと思われる東南アジア(主にインドネシアの島嶼)でもダニ類の分布調査を行っています。採集したダニ類を解剖し、細かな形態を顕微鏡で観察しながら既知種の文献と照らし合わせ、同定、分類を行っています。このような地道な作業によって、ダニ類の多様性が着々と解明されていきます。
担当講義
生物の科学II,動物形態学,生物学概論I・II,生物学基礎実験A・B,環境科学実験I・II,野外実習,臨海実習,理科教育演習,生物学特講I,生物学特論III,生物学特別演習III

ダニとは?
 ダニは害虫だと思っている方がほとんどだと思います。ダニ類の中には、皆さんがよく知っているマダニ、イエダニ、ツツガムシなど人間の血を吸うダニや、ハウスダストの中にいて喘息などアレルギーの原因となるダニ、植物を加害するハダニ、フシダニなど確かに人間に害を与えるダニがいます。しかし、これらはダニ全体の種数から見ればごくわずかで、ダニ類の多くは人間に無害もしくは直接的または間接的に有益なのです。例えば、堆肥や糞にいるトゲダニの仲間はハエの卵を食べることで、牧場などでのハエの発生を抑えてくれます。カブリダニの仲間は、植物の害虫であるハダニを捕まえて食べてくれる益虫です。チーズや糊を作るのに欠かせないダニもいます。森の中を歩けば足の下には数百から数千個体のダニがいます。これらのダニの多くはササラダニと呼ばれるダニの仲間で、落ち葉や腐食した葉を食べて消化し、森林の分解者として重要な働きを担っています。ダニの中にも愛すべき味方がいることを御理解下されば幸いです。
著書、学術論文
1. 論文  New records of phoretic mites (Acari: Mesostigmata) associated with dung beetles (Coleoptera: Scarabaeidae) in Korea and their ecological implication.  (共著)  2016/04
2. 著書  ダニのはなし -人間との関わり―  (共著)  2016/01
3. 論文  Macrochelid mites (Acari: Mesostigmata) associated with dung beetles in Baluran National Park, East Java, Indonesia  (共著)  2015/12
4. 論文  Macrochelid mites (Acari: Mesostigmata) from Kaimana, West Papua, Indonesia, and endemism of macrochelid mite fauna in New Guinea Island  (共著)  2015/12
5. 論文  First report of Macrocheles scutatiformis (Acari: Macrochelidae) found on insects and soil beneath animal carcasses in Malaysia  (共著)  2015/05
6. 論文  タブレット型PCの活用による授業改善の取り組み  (共著)  2015/03
7. 著書  日本産土壌動物 分類のための図解検索(第二版)  (共著)  2015/02
8. 論文  Mites of the family Macrochelidae (Acari: Gamasida) from Sungai Wain, East Kalimantan, Indonesia  (共著)  2014/05
9. 論文  Macrochelid mites from a nest of honey bee Apis dorsata dorsata at Bogor Botanical Garden, West Java, Indonesia  (共著)  2013/12
10. 論文  ホウレンソウ圃場で確認されたヤドリダニ類のホウレンソウケナガコナダニ捕食能力  (共著)  2013/05
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月刊誌、書評、報告集及びコラム
1. 2016/04 研究ファイル ダニ類の分類や生物地理などの多様性についての研究(北海道教育大学学園情報誌HUE-LANDSCAPE,24号:16‐17)
2. 2012/11 「第3回土壌ダニセミナー:陸上生態系における土壌節足動物の野外調査法およびその評価について」を終えて.(日本ダニ学会誌,21(2):157-159.)
3. 2012/11 共同利用・共同研究拠点事業 研究集会・ワークショップの報告「陸上生態系における土壌節足動物の野外調査法およびその評価について」を終えて.(京都大学生態学研究センターニュース(118):13-14.)
4. 2009/02 「第2回土壌ダニセミナー:陸上生態系における土壌ダニ類の野外調査法および分類法の習得(兼土壌ダニパラタクソノミスト養成講座)」を終えて.(どろのむし通信(日本土壌動物学会ニュースレター),48:6-7.)
5. 2008/11 「第2回土壌ダニセミナー:陸上生態系における土壌ダニ類の野外調査法および分類法の習得(兼土壌ダニパラタクソノミスト養成講座)」を終えて(日本ダニ学会誌,17(2): 133-135)
6. 2008/11 公募型共同利用事業研究会・野外実習の報告「陸上生態系における土壌ダニ類の野外調査法および分類法の習得」(京都大学生態学研究センターニュース(102): 27-28.)
7. 2008/03 篠立の風穴のダニ類(第二次篠立の風穴自然科学調査報告書)
8. 2004/03 あいの里周辺における地域教材の具体化と学習形態の構想(2003年度教育研究改革・改善プロジェクトB報告書「未来志向型カリキュラムに関する附属・大学間共同研究」:2-31(2004))
9. 2004/03 茨戸川アクティビティー・冬の茨戸川(2003年度教育研究改革・改善プロジェクトB報告書「未来志向型カリキュラムに関する附属・大学間共同研究」:32-39(2004))
10. 2004/03 水環境調査の方法 -川の水を調べる-(2003年度教育研究改革・改善プロジェクトB報告書「未来志向型カリキュラムに関する附属・大学間共同研究」:40-50(2004))
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学会発表・講演
1. 2017/03 ダニの話:形態,生態,多様性(バイオミメティクス・市民セミナー)
2. 2014/10 北海道内に生息するマルハナバチ便乗性のトゲダニについて(第23回日本ダニ学会大会)
3. 2014/07 Composition of predatory mite species in spinach greenhouses and their predatory abilities against Tyrophagus similis Volgin(XIV International Congress of Acarology)
4. 2014/07 History and Recent Aadvance in Acarology in Japan(XIV International Congress of Acarology)
5. 2014/07 Macrocheles (Acari: Macrochelidae) of Borneo and notes on species groups and species complexes(XIV International Congress of Acarology)
6. 2014/07 Macrochelid mites (Acari: Gamasida: Macrochelidae) from Kaimana of West Papua, Indonesia, and endemism of macrochelid mite fauna in New Guinea Island(XIV International Congress of Acarology)
7. 2014/03 Taxonomy and biogeography of phoretic Macrochelidae (Acari: Mesostigmata) in Borneo(International Symposium on Diversification of Terrestrial Arthropods in SE Asia)
8. 2013/09 Soil-inhabiting macrochelid mites (Acari: Macrochelidae) in Hokkaido, Japan(日本ダニ学会第22回大会 (22nd annual meeting of the Acarological Society of Japan))
9. 2013/02 インドネシアの便乗性ハエダニ類の多様性(北海道大学総合博物館 国際シンポジウム インドネシアの昆虫多様性~北大とボゴール動物学博物館の共同研究~)
10. 2012/09 津波被災海岸における分解者生態系の回復と今後の展望(日本ダニ学会第21回大会)
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外部補助金等
1. 2011/04~2015/03  熱帯・温帯域のトゲダニ目の多様性研究と記載分類学者養成への取り組み  (基盤研究(C))
2. 2006/04~2009/03  ヤドリダニをモデルとしたダニ類の多様性創出機構の解明  (基盤研究(C))
3. 2005/04~2008/03  アジア熱帯における生物の分断と分散 -獣糞にすむ動物群集の生物地理学的研究―  (基盤研究(B))
職歴
1. 1991/04~1995/03 北海道大学 理学部生物学科 助手
2. 1995/04~2002/09 北海道大学 大学院理学研究科生物科学専攻 助手
3. 2002/10~2007/03 北海道教育大学 教育学部札幌校 助教授
4. 2007/04~2012/03 北海道教育大学 教育学部札幌校 准教授
5. 2012/04~ 北海道教育大学教育学部札幌校 教授
6. 2017/04~ 北海道教育大学附属札幌小学校 校長
北海道教育大学 研究者総覧