(最終更新日:2022-05-18 17:23:33)
  懸田 孝一
  カケタ コウイチ   KAKETA Koichi
基本情報
   所  属   旭川校
   職  名   准教授
   所属講座   学校教育
   電話(D・I)   0166-59-1326
学位
1. 1992/03/25
修士(行動科学)(北海道大学)
2. 1990/03/25
学士(行動科学)(北海道大学)
所属学会
1. 日本教育心理学会
2. 日本認知科学会
3. 日本認知心理学会
4. 北海道心理学会
5. 日本心理学会
6. 2009/04~2011/03 ∟ 日本心理学会地域別代議員(北海道)
7. 2011/04~2013/03 ∟ 日本心理学会地域別代議員(北海道)
8. 2011/11~2015/10 ∟ 認定心理士資格認定委員会委員
9. 2013/04~2015/03 ∟ 日本心理学会地域別代議員(北海道)
10. 2015/04~2017/03 ∟ 日本心理学会地域別代議員(北海道)
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委員会・協会等
1. 2013/04/01~ 旭川市奨学生等選考委員会 委員長
現在の専門分野
実験心理学, 教育心理学
教育心理学, 認知心理学 (キーワード:読み、単語認知、メタ認知) 
研究テーマ
1. 2005/03~  メタ認知に関する心理学的研究 国内共同研究 (キーワード:メタ認知)
2. 1990/04~  読み(reading)に関する認知心理学的研究 個人研究 (キーワード:読み、単語認知、漢字)
研究内容
「読む(reading)」という認知的活動が心内でどのように実行されているのか、すなわち、読みの過程(reading process)について、主に次の3つの問題について研究を行っています。
・視覚的単語の認知過程(visual word recognition):言語を理解する上で基本的な単位である単語の認知過程を調べてきました。最近では、視覚的単語の認知に関与する視覚情報処理と言語情報処理がどのような関係にあるのか、また、この2つの処理の関係が、単語認知が進行するにしたがってどのように変化していくのかということに注目しています。
・読みの基本的能力(reading ability):読みの能力の限界を調べています。これまでには、読み速度と読みの有効視野の大きさを測定してきました。
・読みの眼球運動(eye movements in reading):文章を読むときの眼球運動を計測し、そのパターンを分析することによって、文章が読まれるときに、どのような処理が時間の経過とともに実行されているのかを解明したいと考えています(眼球運動は心内プロセスを比較的リアルタイムに反映する指標と考えられています)。
以上のような基礎的研究を今後も行っていくことに加え、このような基礎的研究から得られたデータを応用面に生かし、つなげられるような研究も模索中です。
担当講義
発達と学習、教職論、倫理・人権、教育フィールド研究Ⅰ、教育心理学特講 Ⅰ・Ⅱ、教育心理学演習 Ⅰ・Ⅱ、教育心理学基礎実験Ⅰ・Ⅱ、卒業論文指導、教育心理学特論、教育心理学特別演習、修士論文指導
著書、学術論文
1. 2019/03 論文  漢字における単語優位効果-視覚的複雑さの要因による再検討- 北海道心理学研究 41,14-30頁 (単著) 
2. 2018/03 論文  メタ認知への意識づけが批判的思考に与える効果-教員養成大学の文献講読演習における検討- 北海道教育大学紀要教育科学編, 69,41-55頁 (共著) 
3. 2018/01 著書  心理学理論と心理的支援[第3版]
第6章コミュニケーションをとることと考えること-言語と思考の心理学-  81-92頁 (共著) 
4. 2014/01 著書  心理学理論と心理的支援[第2版]
第6章コミュニケーションをとることと考えること-言語と思考の心理学-  81-92頁 (共著) 
5. 2008/08 論文  成人を対象とする新しいメタ認知尺度の開発 北海道教育大学紀要(教育科学編) 59(1),265-274頁 (共著) 
6. 2008/02 論文  教員の10年経験者研修・大学専門講座における構成的グループエンカウンターの実施後の評価 北海道教育大学紀要(教育科学編) 58(2),175-184頁 (共著) 
7. 2007/08 論文  メタ認知尺度開発のための予備的研究 北海道教育大学紀要(教育科学編) 58(1),279-293頁 (単著) 
8. 2006/11 著書  臨床に必要な心理学
第6章コミュニケーションをとることと考えること  81-92頁 (共著) 
9. 2006/08 論文  構成的グループ・エンカウンターを大学専門講座における教員の10年経験者研修で実施する意義 北海道教育大学紀要(教育科学編) 57(1),83-95頁 (共著) 
10. 2004/10 論文  基礎科学としての心理学を教えることが教員養成大学の学生に役立つこと 第19回日本教育大学協会研究集会報告集 29-32頁 (単著) 
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月刊誌、書評、報告集及びコラム
1. 2009/03 2007年度FD報告書(FD報告書(北海道教育大学旭川校HPFD委員会HP,http://www.asa.hokkyodai.ac.jp/com/fd/report/repo_2007.html))
2. 2005/03 2005年度FD報告書(FD報告書(北海道教育大学旭川校HPFD委員会HP,http://www.asa.hokkyodai.ac.jp/com/fd/report/repo_2005.html))
3. 2003 FD研修報告書(ファカルティ・ディベロップメント2002
(2003,120-125))
4. 2001 心理学実験マニュアル(心理学実験マニュアル)
学会発表・講演
1. 2019/09 21世紀型能力としてのメタ認知能力測定法開発の試み(2)-活動的側面の再分析-(日本心理学会第83回大会)
2. 2018/11 一斉学習と協同における学習定着度の比較(日本協同教育学会第15回大会)
3. 2018/09 「かわいい」対象と感情の分類(日本認知心理学会第16回大会)
4. 2018/09 学習内容の理解を促す小グループによる文章作成活動の効果(日本教育心理学会第60回総会)
5. 2017/10 21世紀型能力としてのメタ認知能力測定法開発の試み(北海道心理学会第64回大会)
6. 2017/10 質の高い要約文章作成のためには何が重要か ―読み手及び書き手としての意識とメタ認知の影響―(日本教育心理学会第59回総会)
7. 2015/09 認知的失敗とメタ認知能力との関連(6)(日本心理学会第79回大会)
8. 2015/08 メタ認知的な意識づけを重視した 授業の効果 ― 批判的思考と教員に求められる資質能力に着目して ―(日本教育心理学会第57回総会)
9. 2015/07 Individual differences in metacognition and problem solving(The 14th European Congress of Psychology)
10. 2014/11 メタ認知的な意識づけによる批判的思考への効果-文献講読演習の場合-(日本教育心理学会第56回総会)
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外部補助金等
1. 2023/04~2027/03  深い学びを保障する学習指導に必要なメタ認知の解明とその養成プログラムの開発 (基盤研究(C))
2. 2012/04~2016/03  教員を目指す大学生の学習支援を目的としたメタ認知能力の育成 (基盤研究(C))
3. 2002/04~2004/03  単語認知過程における視覚情報処理と言語情報処理の関係と時間的特性に関する研究 (若手研究(B))
4. 1998/04~2000/03  単語の読みの過程における空間的・時間的な視覚情報処理に関する実験的研究 (奨励研究(A))
職歴
1. 1994/04~1996/03 北海道大学 大学院文学研究科 日本学術振興会特別研究員(DC)
2. 1996/04~2000/03 北海道大学 文学部 助手
3. 2000/04~2002/03 北海道大学 大学院文学研究科 助手
4. 2002/04~2007/03 北海道教育大学 教育学部旭川校 助教授
5. 2007/04~ 北海道教育大学 教育学部旭川校 准教授
社会における活動
1. 2021/04~ 日本心理学会地域別代議員(北海道)
2. 2020/04~2021/03 北海道心理学会理事
3. 2019/04~2021/03 日本心理学会地域別代議員(北海道)
4. 2017/04~2019/03 日本心理学会地域別代議員(北海道)
5. 2015/04~2017/03 日本心理学会地域別代議員(北海道)
6. 2013/04~2015/03 日本心理学会地域別代議員(北海道)
7. 2011/11~2015/10 認定心理士資格認定委員会委員
8. 2011/04~2013/03 日本心理学会地域別代議員(北海道)
9. 2009/04~2011/03 日本心理学会地域別代議員(北海道)