(最終更新日:2024-06-24 10:30:38)
  鈴木 淳一
  スズキ ジュンイチ   SUZUKI Junichi
基本情報
   所  属   岩見沢校
   職  名   教授
   所属講座   保健体育
   電話(D・I)   0126-32-0247
学位
1. 2000/12/25
博士(医学)(北海道大学)
2. 1990/03/25
体育学修士(筑波大学)
3. 1987/03/25
体育学士(筑波大学)
関連リンク
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所属学会
1. 1993/12~ 日本微小循環学会
2. 1992/12~ 日本運動生理学会
3. 2009/04~ ∟ 理事
4. 1988/11~ 日本生理学会
5. 1988/04~ 日本体力医学会
委員会・協会等
1. 2019/11/15~2023/09 日本体力医学会 学会賞選考委員会 委員
2. 2019/09/20~2021/09/19 日本体力医学会 評議員選考委員会 委員
3. 2019/09/20~2021/09/19 日本体力医学会 学会のあり方検討委員会 委員
4. 2018/04/01~ 日本運動生理学会 理事
現在の専門分野
スポーツ生理学
運動生理学 (キーワード:間欠的低酸素暴露、高圧暴露、運動トレーニング,全身持久力,) 
研究テーマ
1. 2023/04~  短時間の反復高酸素暴露が持久的運動能力に及ぼす効果 個人研究 
2. 2013/04~  短時間の反復低酸素暴露が全身持久力に及ぼす影響 個人研究 
3. 1995/04~  組織酸素センサーを介した低酸素適応メカニズムの解明 個人研究 
4. 1993/04~  運動トレーニングによる骨格筋酸素供給系の適応 個人研究 
研究内容
運動生理学では、運動やトレーニングによる身体の適応性変化を研究します。トレーニングの強度を高めれば、運動能力は向上しますが、過度なトレーニングは身体の傷害を引き起こします。そこで栄養面や心理面など、トレーニング以外の「Ergogenic Aids」が必要になります。「低酸素」や「高酸素」環境の利用もその一例です。当研究室では、短時間の反復低酸素暴露と常酸素下のトレーニングを組み合わせることによって、骨格筋での脂肪代謝能力が高まり、持久的運動能力が向上することをマウスの実験で確認しました(http://physreports.physiology.org/content/4/7/e12744)。
 また、1.3気圧の高圧暴露(通称:酸素カプセル)が、骨格筋ミトコンドリアの生合成を促進し、持久的運動能力を促進することが、マウスの実験で確認されました(https://doi.org/10.14814/phy2.13349)。
 さらに最新の研究では、反復高酸素(30%)暴露下での持久的トレーニングは、有酸素代謝能力、特に脂肪酸とピルビン酸の代謝能力を顕著に高めることが判明し、持久力の向上に有効な手段であることを報告した(https://physoc.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.14814/phy2.16117)。
担当講義
学部:運動生理生化学、解剖生理学概論、健康・スポーツ栄養学、情報機器の操作、スポーツ・コーチング科学演習、体育II、ボールゲーム(テニス)
大学院:適応生理学特論,適応生理学特別演習
著書、学術論文
1. 2024/06/20 論文  Effects of exercise training with intermittent hyperoxic intervention on endurance performance and muscle metabolic properties in male mice Physiological Reports 12(12) (単著) Link
2. 2023/03/17 論文  Effects of exercise training with short-duration intermittent hypoxia and hyperbaric exposure on endurance performance and muscle metabolism in well-trained mice Advances in Exercise and Sports Physiology 28(4),pp.51-63 (単著) Link
3. 2022/12/14 論文  Endurance exercise under short-duration intermittent hypoxia promotes endurance performance via improving muscle metabolic properties in mice Physiological Reports DOI: 10.14814/phy2.15534 (単著) Link
4. 2021/03 論文  Effects of hyperbaric environment on endurance and metabolism are exposure time-dependent in well-trained mice Physiological Reports 9,e14780頁 (単著) 
5. 2019/08 論文  Effects of exercise training with short-duration intermittent hypoxia on endurance performance and muscle metabolism in well-trained mice Physiological Reports 7(14),pp.e14182 (単著) 
6. 2019/01 論文  Effects of intermittent hyperbaric exposure on endurance and interval exercise performance in well-trained mice Experimental Physiology 104(1),pp.112-125 (単著) 
7. 2017/08 論文  Endurance performance is enhanced by intermittent hyperbaric exposure via up-regulation of proteins involved in mitochondrial biogenesis in mice Physiological Reports 5(15),pp.e13349 (単著) 
8. 2016/04 論文  Short-duration intermittent hypoxia enhances endurance capacity by improving muscle fatty acid metabolism in mice Physiological Reports 4(7),pp.e12744 (単著) 
9. 2015/05 論文  Exercise-induced capillary growth in skeletal muscle Advances in Exercise Physiology 21(1),pp.1-6 (単著) 
10. 2015/03 論文  Muscle microvascular adaptation and angiogenic gene induction in response to exercise training are attenuated in middle-aged rats Comparative Exercise Physiology 11(1),pp.23-33 (単著) 
全件表示(59件)
学会発表・講演
1. 2022/08 低酸素や高圧への暴露と身体適応(第30回日本運動生理学会大会)
2. 2021/08 反復低酸素暴露と高圧暴露の組み合わせがハイブリッド・トレーニングによる持久的運動能力向上に及ぼす効果(第29回日本運動生理学会大会)
3. 2019/08 短時間の反復低酸素暴露が長期間トレーニングを積んだマウスの骨格筋代謝機能に及ぼす影響(第27回 日本運動生理学会大会)
4. 2018/07 高圧暴露が長期間トレーニングを積んだマウスの全身持久力向上に及ぼす影響(第26回 日本運動生理学会大会)
5. 2017/07 高圧暴露が骨格筋における遺伝子発現及びトレーニングによる全身持久力向上に及ぼす影響(第25回日本運動生理学会大会)
6. 2016/07 基本的血管緊張度が機械的圧迫による血管拡張に及ぼす影響(第24回日本運動生理学会大会)
7. 2016/07 成人女性の有酸素能力と身体活動量が冠動脈危険因子に及ぼす影響について(第24回日本運動生理学会大会)
8. 2016/07 短時間の反復低酸素暴露が長期間トレーニングを積んだマウスの全身持久力向上に及ぼす影響(第24回日本運動生理学会大会)
9. 2016/07 内臓脂肪及び筋内脂肪の蓄積がインスリン抵抗性に及ぼす影響(第24回日本運動生理学会大会)
10. 2015/07 短時間の反復低酸素暴露がトレーニングによる全身持久力向上に及ぼす影響(第23回日本運動生理学会大会)
全件表示(55件)
受賞学術賞
1. 2016/07 日本運動生理学会 第24回日本運動生理学会大会 大会賞
2. 2014/07 日本運動生理学会 日本運動生理学会 学会賞
外部補助金等
1. 2023/04~2026/03  反復低酸素暴露と高気圧暴露が骨格筋代謝機能および運動パフォーマンスに及ぼす効果 (基盤研究(C))
2. 2020/04~2023/03  反復低酸素暴露と高気圧暴露が骨格筋代謝機能および運動パフォーマンスに及ぼす効果 (基盤研究(C))
3. 2017/04~2020/03  短時間の反復高気圧暴露が全身持久力向上に及ぼす効果 (基盤研究(C)一般)
4. 2014/04~2017/03  短時間の反復低酸素暴露がトレーニングによる全身持久力向上に及ぼす影響 (基盤研究(C)一般)
5. 2011/04~2014/03  マイクロRNAによる組織酸素センシング機構の修飾作用に関する研究 (基盤研究(C)一般)
6. 2008/04~2011/03  低酸素刺激が骨格筋における酸素センシング機構に及ぼす影響 (基盤研究(C))
7. 2001/04~2002/03  模擬低酸素状態下での持久的トレーニングが骨格筋酸素供給系に及ぼす影響 (基盤研究(C))
8. 1996/04~1999/03  冬季スポ-ツの教育プログラムに関する共同研究 (国際学術研究)
9. 1996/04~1997/03  慢性的なクレンビュテロール投与がラットの心筋及び骨格筋の酸素供給系に及ぼす影響 (奨励研究(A))
職歴
1. 1990/03~2002/03 国際協力事業団 青年海外協力隊(ネパール国立トリブバン大学教育学部ゴルカキャンパス) 講師
2. 1992/08~1993/09 筑波大学 研究協力部研究協力課 文部技官
3. 1993/09~1998/03 北海道教育大学 冬季スポーツ教育研究センター 講師
4. 1998/04~2006/03 北海道教育大学 冬季スポーツ教育研究センター 助教授
5. 1998/04~2006/03 北海道教育大学 冬季スポーツ教育研究センター 助教授
6. 1998/04~2006/03 北海道教育大学 冬季スポーツ教育研究センター 助教授
7. 2006/03~2007/03 北海道教育大学 教育学部岩見沢校 スポーツ教育課程 助教授
8. 2007/04~2013/03 北海道教育大学 教育学部岩見沢校 スポーツ教育課程 准教授
9. 2013/04~ 北海道教育大学 教育学部岩見沢校 スポーツ教育課程 教授
資格・免許
1. 1987/03/31 高等学校教諭2級普通免許状(保健)
2. 1987/03/31 高等学校教諭2級普通免許状(保健体育)
3. 1987/03/31 中学校教諭1級普通免許状(保健)
4. 1987/03/31 中学校教諭1級普通免許状(保健体育)
5. 1990/03/31 高等学校教諭1級普通免許状(保健)