(最終更新日:2024-05-21 15:59:02)
  武田 泉
  タケダ イズミ   TAKEDA Izumi
基本情報
   所  属   札幌校
   職  名   准教授
   所属講座   社会科教育
   電話(D・I)   011-778-0694
学位
1. 1988/03
教育学修士(東京学芸大学)
2. 1985/03
文学士(東海大学)
関連リンク
   武田 泉 の業績(テキスト形式でアップロードしてあります。お好みのエディターまたはワープロソフトで開いてお読み下さい。)
所属学会
1. 交通権学会
2. 日本地理学会
3. 北海道地理学会
委員会・協会等
1. 2023/04/01~ 土地分類基本調査(土地履歴調査、札幌地区)地区調査委員会委員 学識者委員
2. 2008/04/01~2011/03/31 GAMUT Australasian Centre for the Governance and Management of Urban Transport member
現在の専門分野
地理学, 環境影響評価, 地域研究
 (キーワード:人文地理学、地域交通政策論、地域環境政策論、地域公共交通の活性化、地理的知識の世の中への普及) 
研究テーマ
1. 1987/04~  地域環境政策(交通環境対策、国立公園,国有林,リゾート・温泉他)関する実証的研究  
2. 1987/04~  地域交通政策研究(特に整備新幹線並行在来線や地域交通の活性化、地方鉄道政策・LRT政策) 国際共同研究 (キーワード:地域交通政策、並行在来線施策)
研究内容
地域における交通や環境を中心とする政策の展開他を実証的に研究している。具体的には,国鉄改革後におけるJR各社の鉄道運営,地方鉄道施策,札幌LRT導入論議,モビリティマネジメント、沖縄での交通論議,整備新幹線建設と並行在来線問題の発生,産業遺産保存と自然保護運動との対立,国立公園・国有林・観光政策の歴史的展開(大雪山,阿蘇他),温泉研究,このような課題に目下取り組んでいます。また近年は、豪州メルボルン大学や一橋大学との共同研究(GAMUT;ボルボ財団助成)において、並行在来線問題を主とした日本の国鉄改革・ネオリベラリズム施策による諸変化をアジア太平洋諸国へ広めることや、若者の交通選択に関する調査・研究にも取り組んでいます。
担当講義
地誌学、人文地理学、環境地誌学,地誌学実習,環境教育演習 I ,環境教育演習 II ,環境教育演習 III ,環境教育演習 Ⅳ,環境マネジメント、総合学習実験実習・大学入門ゼミナール
人文地理学特論 II (大学院),人文地理学特別演習 II (大学院)
講義内容:
当研究室の最大の特徴は,「巡検(フィールドワーク)」の積極的実施です。現地に出かけて実地に現場を体験しようというもので,地理学的な感覚を体得しようとするものです。地理学や地域環境学の講義時間内に行うもの,週末や休暇期間中に行うもの,大学バスを利用するもの,交通機関を利用するもの,等方法は様々です。(2002年夏には熊本大学大学院で阿蘇国立公園を考える巡検主体の集中講義を実施しました。)またこれらの巡検は岩見沢校では「生活体験実習」として位置付けられ,報告書が作成されていました。とりわけ,地元の道庁森づくりセンター(現総合振興局森林室)等のご協力を得て,林業体験教室(植え付け,下草刈り,枝打ちの3作業のいずれか)も実施しており,現在では札幌校の総合学習開発専攻の総合学習実験実習や環境地誌学他で行われています。札幌校でのバス巡検では、石狩市・当別町・札幌市北郊の諸施設や公共事業箇所の見学他を行っています。こうした実地の活動は,地理学的な考え方をベースにし,地域の環境問題とと社会生活とがどのように関わっているか多角的に考える際のヒントとなりうるでしょう。なお現職教員向けの教員免許更新講習でも、林業体験講座を開講しています。
著書、学術論文
1. 2003 著書  The Privatisation of the Japan National Railways The Myth of Neo-liberalist Reform and Spatial Configurations of the Rail Network in Japan - A View from Critical Geography.  149-164頁 (共著) 
2. 2023/07/01 論文  北海道から考える地方鉄道再生への可能性 経済 (334),55-62頁 (単著) Link
3. 2023 著書  ・地域モビリティの刷新の意味は何ですか? そこでは鉄道はどう位置付けられ、検討会の背景に何がありますか?
・バスに転換した方が利便性は良くなるのですか?
・JR旅客各社のローカル線改善策は利便性を向上させていますか?
・法定の各協議会や任意の協議会、今後設定される特定線区再構築協議会では、どのような議論がされるのですか?
・各協議会において沿線市町村の役割はどのようなものですか? 一般の鉄道利用者の声はなぜ届きにくいのですか?
・道路と鉄道の予算配分の見直しが必要ではないですか?
・国の縦割り行政が鉄道施策に悪影響を与えているのではないですか?
・北海道新幹線の延伸によって並行在来線のバス転換が決まりましたが、どのような議論がされたのですか?
・資料 I衆議院国土交通委員会における武田泉参考人の陳述 次世代につなぐ地域の鉄道  (共著) 
Link
4. 2022/05/01 論文  新幹線延伸をにらんだ札幌都心部の「要塞化」と道内交通網の「ガラパコス化」 地図情報 42(1),12-15頁 (単著) Link
5. 2022/02/15 著書  森林鉄道の現況と保存の諸形態(第7章)
「林業遺産」所収 「林業遺産」所収  (共著) 
Link
6. 2021/03/10 著書  地域における鉄道の復権─持続可能な社会への展望   (共著) Link
7. 2019/03 論文  人口減少時代におけるJR北海道維持困難路線の地方部に及ぼす影響-特に沿線高校生の通学事情の変化と地方高校の取組に着目して へき地教育研究73 73,69-80頁 (単著) 
8. 2017/01 論文  北海道の鉄路は維持可能か-JR北海道の経営危機と維持困難路線の公表から 北海道自治研究 (576),34-41頁 (単著) 
9. 2016/03 論文  大雪山国立公園80周年を記念し 東川町が資料収集を契機に出版された2冊を評す 大雪山自然教育研究施設研究報告 (50),29-34頁 (単著) 
10. 2014/12 論文  道内・道外地方部への教育旅行の近況と東日本大震災の影響 へき地教育研究69 69,87-96頁 (単著) 
全件表示(63件)
月刊誌、書評、報告集及びコラム
1. 2024/04 苦しい財政…JR北海道が来春に運賃8%値上げへ 本業経営改善に向けた中期経営計画を公表(読売新聞道内版 2024/04/02)
2. 2024/02 「北の国から」のロケ地でも廃線に なぜローカル線は被災で消滅の道をたどるのか(AERA dot. 2/21電子版掲載)Link
3. 2024/02 <鉄路の行方 黄色線区、議論の今>(4) 代替バスの維持も困難 相次ぐ「第2の廃線
」2024年2月7日(北海道新聞全道版 2024年2月7日)
4. 2024/02 地方ローカル線の消滅は「貨物ネットワークに影響」 専門家が警鐘「廃線が招くリスク」(2/22(木) AERA dot.)Link
5. 2024/01 中小企業と公共交通の課題考える 2月2日に札幌でセミナー 2024年1月24日(北海道新聞 2024年1月24日)
6. 2023/05 さっぽろ連携中枢都市圏地域公共交通計画(原案)に対する意見(北海道庁石狩振興局実施)Link
7. 2023/04 縮む道内鉄路、膨らむ住民不安 地方置き去り「バスもいつまで」<現場から 統一地方選2023>(北海道新聞 2023年4月3日付)
8. 2023/03 <提言 統一地方選2023>①公共交通 存廃論議、住民に見える形で 道教育大札幌校准教授・武田泉さん(60)(北海道新聞 2023年3月20日付)
9. 2023/03 国が鉄路インフラを 参考人 欧州は「上下分離」原則 衆院国交委(赤旗全国版)
10. 2023/03 今JR地方路線が危ない-「活性再生法体制」で解決できるのか(立憲民主党政務調査会国土交通ワーキングチーム 2023年3月10日開催 衆議院第一議員会館)
全件表示(296件)
学会発表・講演
1. 2024/02 どうする北海道の鉄道 そして交通インフラ(産学官連携セミナー)
2. 2023/04 地域公共交通活性化再生法の改正論議として、衆議院国土交通委員会参考人招致で語ったこと(フォーラム「余市の未来を考える」)
3. 2023/03 武田参考人意見陳述「道路対鉄道(国交省内道路局対鉄道局)の縦割り構造等について」(衆議院国土交通委員会参考人質疑 2023.3.17実施)Link
4. 2021/03 大雪山国立公園十勝三股の林鉄修理庫保存をめぐる各アクターの攻防と地域指定制国立公園制度(日本地理学会春季学術大会)Link
5. 2020/03 北海道内JR地方路線に関する処遇の現状と課題の困難性―JR北海道問題への研究の枠組みの提示と、全道沿線自治体調査からの抽出点を中心に(日本地理学会春季学術大会)
6. 2020/03 林業遺産の保全にむけた改善策の提案(日本森林学会春季学術大会)
7. 2019/09 北海道内JR地方路線活性化方策の現状と課題-秋田内陸縦貫鉄道沿線での取り組みからの論点を中心に-(東北/北海道地理学会 秋季が気宇術大会)
8. 2019/07 JR北海道問題の展開と現状-通学問題、道庁対応、値上げ問題等からの検討-(交通権学会学術大会)
9. 2018/09 人口減少時代における地方鉄道の役割について―JR北海道問題を中心に―(公益事業学会北海道部会)
10. 2018/06 JR北海道維持困難路線の発表と道内交通網の将来の方向(北海道地理学会春季学術大会)
全件表示(74件)
受賞学術賞
1. 1994/05 交通運輸行政と地方政府の役割
外部補助金等
1. 2016/04~  林業遺産の保存と持続的な活用による林業教育・地域づくりの可能 (基盤研究B)
職歴
1. 1994/04~1994/12 (株)ケーシーエス 第一研究室 研究助手
2. 1995/04~2002/03 北海道教育大学 教育学部岩見沢校 講師
3. 2002/04~2007/03 北海道教育大学 教育学部岩見沢校 助教授
4. 2007/04~ 北海道教育大学 教育学部札幌校 准教授
資格・免許
1. 1985/03/31 高等学校教諭1級免許状(社会科)
2. 1985/03/31 中学校教諭1級免許状(社会科)
3. 1988/03/31 高等学校教諭専修免許状(社会科)
社会における活動
1. 2017/04~ JR北海道研究会
2. 2015/06~ JR函館本線の存続を求める蘭越住民の会 顧問
3. 2014/06~ 日高線を守る会 顧問
4. 2010/05~ JR函館本線の存続を求める余市住民の会 顧問
5. 2006/04~ ふるさと銀河線応援ネットワーク顧問
6. 1997/04~2007/03 全国鉄道利用者会議創設・代表就任