(最終更新日:2024-03-19 09:10:24)
  馬場 俊臣
  ババ トシオミ   BABA Toshiomi
基本情報
   所  属   札幌校
   職  名   教授
   所属講座   国語教育
   電話(D・I)  
学位
1. 1987/03/31
文学修士(筑波大学)
2. 1982/03
教育学士(東京学芸大学)
3. 1984/03
教育学修士(東京学芸大学)
関連リンク
   馬場俊臣 日本語学研究室
   接続詞関係研究文献一覧(馬場俊臣作成)
   馬場俊臣 日本語学研究室
   接続詞関係研究文献一覧(馬場俊臣作成)
所属学会
1. 計量国語学会
2. 日本語学会
3. 日本語教育学会
4. 日本語文法学会
5. 表現学会
委員会・協会等
1. 2018/04~ 表現学会 理事
2. 2017/04~2019/03 日本語文法学会 学会誌委員会委員
現在の専門分野
日本語学, 教科教育学、初等中等教育学, 日本語教育
日本語学・国語学 (キーワード:日本語研究、文法、語彙・意味、文章・談話、国語教育) 
研究テーマ
1.   現代日本語の文法論及び文章論の研究(指示表現・接続表現・反復表現等の文連接表現の研究、複合助詞・複合助動詞等の複合辞の研究、文体研究など) 個人研究 
2.   国語教科書教材文の語彙研究 個人研究 
研究内容
現代日本語(明治以降)を対象として、文法や語彙、文章の問題(指示語、接続詞、反復・省略表現、複合辞など)について研究しています。
 現在は、特に接続詞に関する研究を発表するとともに、ホームページで「接続詞関係研究文献一覧」を公開して、広く研究者の便宜に供しています。また、「~したうえは」のように、単語が2語以上結合し独自の意味を持つ複合辞(助詞・助動詞)の研究も行っています。
 「文法」といえば、国語の時間にただ丸暗記をしただけというイメージを持つ人もいます。しかし、現在の「文法研究」は、実際に使われている用例を、コンピュータ等を利用して広く大量に集め分析し、話し手が無意識に使っている規則を取り出すという研究を行っています。
 国語教育に関わる研究としては、国語教科書に使われている指示語や接続詞等の語彙の変化と多様性に関する研究や、機能的な文法教育に関する研究も行っています。
担当講義
国語学特論、国語学特別演習、日本語学概論、日本語学演習、日本語学講読、国語表現、言葉のはたらき、国語学研究法、アカデミックスキル、国語の基礎
著書、学術論文
1. 2010/11 著書  『現代日本語接続詞研究―文献目録・概要及び研究概観―』  1-428頁 (単著) 
2. 2006/10 著書  『日本語の文連接表現―指示・接続・反復―』  1-251頁 (単著) 
3. 2022/12/20 論文  「語の文体」と「文章の文体」―『語の文体値データ』を利用した「文章の文体」の推定― 計量国語学 33(7),435-450頁 (単著) 
4. 2023/10/31 論文  児童・生徒作文の文体の計量的分析の試み――文章文体値の利用の一例として―― 札幌国語研究 (28),18-27頁 (単著) 
5. 2018/05 著書  『形式語研究の現在』(「「(だ)からこそ」「(だ)からといって」「(だ)からか」について」)  123-150頁 (共著) 
6. 2013/10 著書  『形式語研究論集』(「接続詞の連続使用・二重使用――複合接続詞的使用も含めて――」)  205-232頁 (共著) 
7. 2011/06 著書  『日本語文章・文体・表現事典』(「文脈、連文、連接関係、指示表現、反復表現、省略表現」)  43-44,99-108頁 (共著) 
8. 2006/11 著書  『複合辞研究の現在』(「複合辞「うえで」について――特に動詞の基本形に接続する「うえで」の特徴――」)  41-60頁 (共著) 
9. 2005/11 著書  『日本語の表現』(「反復・省略表現」「指示表現」)  78-89頁 (共著) 
10. 2005/03 著書  『雑誌『太陽』による確立期現代語の研究』(「逆接の接続詞・接続語句」)  173-191頁 (共著) 
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月刊誌、書評、報告集及びコラム
1. 2022/01 ことわざの中の虎(「小学図書館ニュース」令和4年1月8日発行 第1250号付録)
2. 2021/12 2022年は寅年…「虎ノ門」「とらや」「虎の子」意外と知らないトラの「虎の巻」(大手小町(読売新聞))
3. 2018/11 干支の動物に関することわざ(『日本ことわざ文化学会第9回大会 動物とことわざ』(大会抄録集)日本ことわざ文化学会(2018年、pp.12-13))
4. 2017/03 「(だ)からこそ」「(だ)からといって」「(だ)からか」について(『日本語の多様な表現性を支える複合辞などの「形式語」に関する総合研究』(課題番号26284064)(平成26年度~平成28年度日本学術振興会科学研究費助成事業 基盤研究(B)(一般)研究成果報告書)(研究代表者 藤田保幸)pp.81-100)
5. 2011/07 『どうしん 熟語帳』北海道新聞社
6. 2007/03 国語教育における接続詞指導・習得に関する研究文献とその概要(追補)(『国語科における機能的アプローチによる文法教育の再構築に関する実証的研究』(課題番号16530611)(平成16年度~平成18年度科研費補助金基盤研究(C)(1)研究成果報告書)(研究代表者 山室和也)pp.52-68)
7. 2007/03 日本語教育における接続詞指導・習得に関する研究文献とその概要(追補)(アプローチによる文法教育の再構築に関する実証的研究』(課題番号16530611)(平成16年度~平成18年度科研費補助金基盤研究(C)(2)研究成果報告書)(研究代表者 山室和也)pp.69-84)
8. 2005/03 複合辞「うえで」について―特に動詞の基本形に接続する「うえで」の特徴―(『論理的な日本語表現を支える複合辞形式に関する記述的総合研究』(課題番号14310194)(平成14~16年度日本学術振興会科学研究費補助金 基盤研究(B)(1)研究成果報告書)(研究代表者 藤田保幸)pp.15-27)
学会発表・講演
1. 2023/01 『語の文体値データ』について(「学習者辞書用語彙資源の構築」共同研究発表会)
2. 2018/11 干支の動物に関することわざ(日本ことわざ文化学会第9回大会)
3. 2018/09 『BCCWJ図書館サブコーパスの文体情報』を利用した語の文体差研究の可能性(言語資源活用ワークショップ2018)
4. 2016/08 教科書の接続詞の特徴―BCCWJを用いた教科による違いの統計的分析―(北海道教育大学語学文学会平成28年度学術研究発表会)
5. 2016/01 「(だ)からこそ」「(だ)からといって」「(だ)からか」について(第11回形式語研究会(会場 国立国語研究所))
6. 2015/03 BCCWJの接続詞の品詞情報の解析精度について(第7回 コーパス日本語学ワークショップ)
7. 2015/03 指定討論(文法分野)(第7回 コーパス日本語学ワークショップ)
8. 2012/10 接続表現二重使用のジャンルによる偏り―BCCWJ「中納言」検索結果に基づいて―(NINJAL共同研究発表会「テキストにおける語彙の分布と文章構造」(国立国語研究所))
9. 2011/03 接続表現の二重使用と文章ジャンル(NINJAL共同研究発表会「テキストにおける語彙の分布と文章構造」(国立国語研究所))
10. 2004/05 「上、上で、上に、上は」について(中部日本・日本語学研究会(会場 刈谷市産業振興センター))
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外部補助金等
1. 2019/04~2022/03  形式語に関する実証的・記述的研究の新段階 (基盤研究(B))
2. 2016/04~2019/03  コーパスを活用した接続表現研究の可能性に関する探索的研究 (基盤研究(C))
3. 2014/04~2017/03  日本語の多様な表現性を支える複合辞などの「形式語」に関する総合研究 (基盤研究(B))
4. 2004~2006  国語科における機能的アプローチによる文法教育の再構築に関する実証的開発研究 (基盤研究(C))
職歴
1. 1989/05~1993/03 北海道教育大学 札幌校 講師
2. 1990/07~1991/04 University of London, School of Oriental and African Studies, Visiting Professor
3. 1993/04~2009/03 北海道教育大学 札幌校 准教授
4. 2009/04~ 北海道教育大学 札幌校 教授
社会における活動
1. 2022/01 「密林の王者」トラのことわざ
2. 2021/12 2022年は寅年…「虎ノ門」「とらや」「虎の子」意外と知らないトラの「虎の巻」