福原 崇之
フクハラ タカユキ FUKUHARA Takayuki 所 属 岩見沢校 職 名 准教授 |
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受賞年月 | 2015/12 |
国内外別 | 国内 |
種別 | 国際的又は全国的規模 |
授与機関名 | 日本スポーツマネジメント学会 |
受賞学術賞名 | 日本スポーツマネジメント学会奨励賞 |
タイトル | Jリーグクラブにおける順位と収入の関係:パネル分析を用いて |
受賞者(グループ) | 福原 崇之 |
受賞区分 | 学会誌・学術雑誌による顕彰 |
概要 | 本研究の目的は,わが国のJリーグクラブを対象に,クラブの成績と収入の関係を分析することである。ヨーロッパでは,欧州サッカー連盟が,傘下のクラブに健全経営を行わせることを目的としてフィナンシャルフェアプレー(FFP)の導入を決定した。わが国でも2013年シーズンからクラブライセンス制度の導入が決定されている。このように,Jリーグに参加しているクラブにとって経営に対する重要性は増してきている。そこで,本研究では,2005年から2010年シーズンまでのパネルデータを用いたパネル分析を行うことによって,Jリーグのクラブの収入と成績の関係を検討する。
結果として,2方向固定効果モデルが選択された。これは,それぞれの地域のクラブごとに差異があること,そしてシーズン間においても時間効果が存在することを意味している。固定効果の大きさから,大都市のクラブが必ずしも収入を得る上で有利とはいえないこと,また,クラブの成績は,収入に有意に影響を与えないことが明らかになった。 |