前田 賢次
マエダ ケンジ MAEDA Kenji 所 属 札幌校 職 名 准教授 |
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投稿題目等 | 「地域」と「学力」の間で |
月刊誌等の名称 (年・巻・号・頁) |
生活教育(2012・・768・54-59) |
発表年月 | 2012/08 |
備考 | 教師の教えたいこと、と、子どもが学びたいことは、優れた実践において往復運動を繰り返しながら学習や活動が進む。時には教師の計画の大きな修正が、子どもの意志によって余儀なくされる。教える側と学ぶ側の緊張関係を自覚しながら、総合と教科あるいは教科外を時間的にも質的にも、どう組み合わせて優れた諸実践が取り組まれたかの検証は、管理的な「授業時数の確保」が強調されるなかで、日生連の蓄積を生かしながら現状に対峙することに他ならない。この間の北海道の諸実践には総合と教科と教科外を一応区別しつつも、それぞれ結ぶことを意識したものとして高橋公平実践「体を通して学ぶ江別のレンガ・窯業」、村越含博をはじめとする芦別小学校や、内藤修司をはじめとする中頓別小学校の取り組みには、まさに教師集団と子どもたちが地域の生活者として共にカリキュラムをつくり出して行く可能性が秘められている。 |