前田 賢次
  マエダ ケンジ   MAEDA Kenji
   所  属   札幌校
   職  名   准教授
投稿題目等 「学力向上」を越えて、生きた力を培う生活教育の原点を模索する
月刊誌等の名称
(年・巻・号・頁)
『北海道の生活教育』(2013・・6・32-38)
発表年月 2013/08
備考 生活教育を志す教師のライフコースとして手探りの中で、子どものものの見方考え方を鍛え、子ども自身の情動を伴った興味と追究を組織するところから、中堅層として教科研究、教育内容研究に実質的に取り組み、硬直化しがちな計画的教育課程に挑み、やがては教師集団を意識し、学校としての教育課程開発を組織する実践的リーダー層の三つの段階がある。三つの段階にいる教師たちは共通して、教師が子どもや自身が生活する地域に目を向けている。地域への着目は教師自身の学びであり、自らの学びとしての地域の描き変えのプロセスにおける驚きや喜び、社会矛盾への憤りといった情動を伴う疑問や発見がある。教師たちは自身の知見を教えるのでなく、そのような経験や体験を子どもたちの学びのプロセスにおいて再現させることを追究の推進力として感覚的に重視していることは事実である。