前田 賢次
  マエダ ケンジ   MAEDA Kenji
   所  属   札幌校
   職  名   准教授
投稿題目等 子どもに向かうことをこそ
月刊誌等の名称
(年・巻・号・頁)
生活教育 (2007・・700・56-61)
発表年月 2007/03
備考 教師が教師になっていく時間の早さが求められる傾向の中で、逆説的にいえば「遅さ」の意味と質を問うことが必要ではないか、そこには「子どもへの対応」のパラダイムとは異なる「子どもとの共同」の問題がある。教室の同僚性が問われはじめたが、評価論やコミュニケーション論等々が新しいパラダイムから提起され、それらが過去の我が国における教育実践論とどこが異なり、どこが同じなのかを教育学研究が提示しきれないでいるという問題と関わって、どのような同僚性を構築するか、どうやって構築するかといった具体的な問題に踏み込めきれてはいない。実はその核心は、教師が子どもに向かうことが、現場の多忙化や基礎基本の充実をはかる方向性などの影響から、困難になってきていることに着目する必要を説いた。