前田 賢次
  マエダ ケンジ   MAEDA Kenji
   所  属   札幌校
   職  名   准教授
投稿題目等 「今金まるごと授業つくり」と現行学習指導要領
月刊誌等の名称
(年・巻・号・頁)
北海道歴史教室(2011・・195・30-32)
発表年月 2012/01
備考 今金男爵の教材化に対して地域の農業生産の典型として切り出してきた論理と、学習指導要領の内容規定に対応する系統の論理の構築には課題が残る。小学校段階では米と酪農と男爵がそれぞれ取り上げられているが、中学校では「(2)日本の様々な地域」の「ウ 日本の諸地域」の「(ウ) 産業を中核とした考察」として再度組み直し、小学校から中学校に至る系統の論理を構築する必要がある。そこには典型作物の生産の把握だけでなく、それを入り口とした地域の農業生産の構造的把握の問題が横たわっている。例えばその際に、今金の農産物の作付け面積として、いもよりも多い豆類とその販売額の低さについて検証する必要があるだろう。販売額は低いにも関わらず種類別農家戸数としてみると米283戸、いも270戸に対して大豆・小豆は375戸にものぼる。そこには米からの転作交付金による農業生産の方向づけがあり、今金から北海道、日本、世界の農業生産の構造的把握の糸口が見えてくる。