前田 賢次
  マエダ ケンジ   MAEDA Kenji
   所  属   札幌校
   職  名   准教授
投稿題目等 北海道大会で深めたいこと
月刊誌等の名称
(年・巻・号・頁)
生活教育(2006・・783・58-63)
発表年月 2014/02
備考 1980年代前後からの「地域の現実を知れば知るほど暗くなる」という教育実践をめぐる議論や、グローバリゼーションの波の中で「子どもを地域に縛り付けてはいけない」という議論が繰り返されてきたが、それは子どもたちのリアルな生活世界を教師や子ども自身が見つめることに蓋をすることではない。1970年代前後、子どもの現実を教師たちによる調査を通して社会問題や産業構造から読み解く取り組みが盛んに行われた。さらにそこから教育実践を構想する取り組みとして総合学習や学級文化活動が高揚した。子どもの言動や姿に内在する、あるいは教育に関わる大人の世界観と教育観を具体的な実践報告に即して検討することを通して、現代版「日本社会の基本問題」を考える必要性を提起した。