前田 賢次
  マエダ ケンジ   MAEDA Kenji
   所  属   札幌校
   職  名   准教授
投稿題目等 芦別小学校のカリキュラムづくりに思うこと
月刊誌等の名称
(年・巻・号・頁)
日本生活教育連盟編、『生活教育』(2009・・734・8-9)
発表年月 2009/12
備考 芦別小ではかねてから地域学習として農業や食育、炭坑の学習には取り組んできたが、それぞれがどう関係するのか、学んだ子どもたちの思考の脈絡にどう位置づいて把握されるのかに弱点があった。数年前この問題に対し、ひとまとまりの単元学習を計画、学校全体の教育課程改革に踏み出した。各学年には現在の基幹産業の農業と関わらせ、作物栽培活動を配置し、生産、流通、消費という現在の姿と、炭坑やダム建設によるメロン農家の移転など、地域の歴史を有機的につなげ、そこで生きる人たちの姿と思いを学び、地域のこれからを考えさせる見通しを立てた。取り組みの中核の若い教師たちは地域の農業者や行政関係者、観光業、商店街などに教えを乞い、信頼関係を築く。芦別小のカリキュラムはこうしてつくられた。