髙橋 均
タカハシ ヒトシ TAKAHASHI Hitoshi 所 属 旭川校 職 名 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/09 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 差異化・配分装置としての育児雑誌:バーンスティンの<教育>言説論に依拠して |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『教育社会学研究』 |
出版社・発行元 | 東洋館出版社 |
巻・号・頁 | 74,129-146頁 |
概要 | バーンスティンの<教育>言説論を分析枠組みとしつつ、1970~2000年代までの商業育児雑誌上の言説の分析、母親・雑誌編集者へのインタビュー調査を通じ、育児雑誌が差異化・配分装置として機能していることを明らかにした。過去30年間の育児雑誌は、専門家が育児上の明確な指針を提示する誌面構成から、母親同士の日常的語りを中心とした誌面構成へと変化したことを指摘。この言説の変化は、社会集団(女性集団)間の育児言説に対するレリヴァンスの変化や権力諸関係の変化と関連していること、育児エージェントの育児方法をめぐるジレンマをもたらし、読者層の選択的配分を生み出すことを論証した。 |