菅沼 聡
スガヌマ サトシ SUGANUMA Satoshi 所 属 函館校 職 名 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 〈最も形而上学的な実在〉の存在について |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『哲学』 |
出版社・発行元 | 日本哲学会 |
巻・号・頁 | 62,283-298頁 |
概要 | <端的な実在>と<絶対的全体>という二つの高度に形而上学的なアイデアは、哲学の核心を担うきわめて重要な概念であるものの、その正当性に関して厳しい批判を受けてきた。本稿はまず、この二つのアイデアが単独ではいずれも容易に維持できないことを、各々の真理条件を明示することで確認する。一方で、この両者を結びつけた<端的な実在の絶対的全体>(|R|と略)という概念の導入により、いずれのアイデアも維持され、|R|といういわば <最も形而上学的な実在>が存在することを示すことを試みる。 |