髙橋 均
タカハシ ヒトシ TAKAHASHI Hitoshi 所 属 旭川校 職 名 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/09 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 戦略としてのヴォイスとその可能性:父親の育児参加をめぐって【第7章】 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 『育児戦略の社会学:育児雑誌の変容と再生産』 |
出版社・発行元 | 世界思想社 |
担当範囲 | 176-200頁 |
著者・共著者 | 石黒万里子・加藤美帆・高橋均・天童睦子・柴野昌山 |
概要 | 1970年代以降の育児雑誌上の「父親の育児参加」をめぐる言説を土台に、父親と子育てをめぐる問題について考察。前半部分では、「父親の育児参加」言説編成の内的構造に焦点を当て、父親と母親の相互作用を通じ生み出される「参加」をめぐる評価は文脈依存的な性質をもち、恣意性を帯びているために、父親の育児参加は際限なく求められ、母親の要求を満たす基準も際限なく高められる構造をもつことを指摘。また、後半部分では、過去30年間の父親の育児参加言説の変容と社会構造・国家政策との関連性について考察。父親のインタビューデータも交え、国家・経済領域の言説が、父親の育児参加における疎外をもたらすことを指摘し、父親の当事性を反映した言説の重要性について論じた。 |