福江 良純
フクエ ヨシズミ FUKUE Yoshizumi 所 属 釧路校 職 名 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/08 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 信州の教育会と彫刻家石井鶴三 -立体を通した人間教育の90年史- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 北海道教育大学紀要(教育科学編) |
出版社・発行元 | 北海道教育大学 |
巻・号・頁 | 65(1),223-235頁 |
概要 | 近代日本を代表する彫刻家の一人石井鶴三は、美術史上の重要な功績を刻む一方で、にそれと同等以上の信州における教育上の重要な業績がある。それは、芸術の方法論が人間教育の要件となり得ることを、現地において身をもって証明した稀な例であり、複数の教育会組織を跨ぎほぼ信州の全域に及ぶ文化事業とも言うべきものにまで発展した。大正13年に始まり46年間にも及んだ小県上田教育会(上田市)彫塑講習会における石井の教育は、彼の没年(1973年)から40年が経過した今日まで、教育会における「精神的支柱」として組織的に機能している。本研究は、信州の教育会が石井の教育実践を通して学び取った教育内容について、石井の現地における作品と言説をもって具体的に描き出し、美術史からは浮かび上がらない美術の教育上の重要性を明らかにしていく。 |