前田 賢次
マエダ ケンジ MAEDA Kenji 所 属 札幌校 職 名 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/03 |
形態種別 | その他論文 |
標題 | 全国青年教師連絡協議会と地域サークルの生産労働実践 —高木浩朗と末方鐡郎の社会科実践の展開を中心に— |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 2008-2010年度科学研究費報告書 社会科における生産労働実践の総合的調査研究 |
巻・号・頁 | 115-129頁 |
担当範囲 | 131-137 |
概要 | 全青教は1960年代前後に「生産労働」の教育内容を認識発達の「筋道」と「順次性」をキーワードに理論と実践を蓄積したが、そこにはさまざまな相克も存在した。生産労働実践とその理論化の中核となった東京・上越・香川の3サークルの関係者からの聞き取りでは概して、生産労働をめぐる実践と理論を統一するうえでの課題の吐露と自己批判があった。教育の科学化の時代に、経験主義の系譜からのもう一つの教育の科学化の論理が、1960年代半ば以降にどう継承されたのかを明らかにした。全青教の生産労働実践とそれを巡る議論は、中核となる3サークルの提起を契機として、各地域サークルでも追求された。本報告では関係者からの聞き取りを通じて、全青教とその解消後の足取りを二つの地域サークルの中心人物をとりあげ、「生産労働」実践と理論の展開を検証した。 |