吉野 巌
ヨシノ イワオ YOSHINO Iwao 所 属 札幌校 職 名 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1993 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | メロディの調を認定する過程の計算モデル |
執筆形態 | 共著第一著者 |
掲載誌名 | 情報処理学会研究報告 |
巻・号・頁 | 93(93(MUS)),23-30頁 |
著者・共著者 | 吉野巌・阿部純一 |
概要 | メロディの調が認定される認知過程の計算モデルについて述べる.メロディを入力すると,このモデルは,知識内の調性的スキーマ(調性構造に関する知識)を援用しながら調決定を行う.心理学の文献から,平均的な西洋音楽の聞き手の調性的スキーマは,長音階と短音階の主音を中心に,主和音構成音,その他の全音階構成音,などが階層的に構造化されたものである,ということが示唆されている.また,聞き手が入力された音列を実際にどのような調のメロディとして認定するか,を調べる心理学的実験を行ったところ,提示された音列を,調性的スキーマのより上位の階層にあてはまるような調のメロディとして解釈する傾向のあることが確認できた.本モデルは,このような認知的特徴を計算機上に実現したもので,上記の実験結果を良く予測した. |
PermalinkURL | http://ci.nii.ac.jp/naid/110002935466 |