長尾 智絵
ナガオ チエ NAGAO Chie 所 属 函館校 職 名 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | その他論文 |
標題 | 国民学校芸能科音楽の「聴音練習」と一宮道子による音楽教育との関連について |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 学校教育学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 学校教育学会 |
巻・号・頁 | (23) |
概要 | 本研究は一宮道子(1897-1970)が昭和12年に武蔵野高等女学校で実践した「絶対音感及和音感を基調とせる女学校の音楽教育」と、国民学校芸能科音楽の聴音練習の教育課程を比較し、一宮の実践が芸能科音楽の聴音練習に影響を与えている可能性について検討するものである。その結果、一宮の実践のうち、芸能科音楽では、リズム訓練はなかったこと、和音感訓練のうち「和音分離唱法」と「和音分割唱法」については「単音抽出唱」「分散和音唱」と異なっていたことがわかった。しかし、和音合唱をはじめとする歌唱(合唱)指導との連携において、一宮と芸能科音楽の教育課程は一致しており、芸能科音楽の聴音練習には一宮の実践が影響を与えている可能性が示唆された。 |