小倉 晃布
オグラ アキノブ OGURA Akinobu 所 属 岩見沢校 職 名 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/12 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | コーチングにおける指導者の転機分析力に関する現象学的考察 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 北海道体育学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 北海道体育学会 |
巻・号・頁 | 50,83-95頁 |
総ページ数 | 13 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 小倉晃布 |
概要 | コーチングの実践現場では,指導者は選手のコツやカンといった<動く感じ>の発生,すなわち<動感志向性>(kinästhetische Intentionalität)の変化を的確に捉えることがきわめて重要である.なぜなら,指導者は選手の動感志向性の変化を<転機>として判断することを通して,選手にアドバイスをしたり,指導内容を変更したりと,効果的なコーチング活動を展開することが求められるからである.しかし,選手の動感的志向性の変化を的確に把握する「転機分析力」は誰にも等しく開かれている能力ではなく,その内実はこれまで十分に明らかにされているとはいえない.そこで本研究では,筆者の過去の指導事例を取り上げ,筆者が選手の動感志向性の変化を<転機>として感じ取った場面をエピソード記述の方法を用いて記述し,その過程に現象学的反省分析を施すことを通して,筆者の転機分析に関する具体的内実を明らかにすることを目的とした. |