小倉 晃布
オグラ アキノブ OGURA Akinobu 所 属 岩見沢校 職 名 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/04 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 指導者志望学生の受動的キネステ−ゼの顕現化を促す指導実践に関する考察−マット運動における側方倒立回転を事例として− |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 体操競技・器械運動研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本体操競技・器械運動学会 |
巻・号・頁 | (30),29-49頁 |
総ページ数 | 21 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 小倉晃布 |
概要 | あるスポーツ運動を上手にできる者はその運動を教えることもできると考えられている。しかし実際は、運動技能に長けた者でも初心者や運動の苦手な人に教えようとする場合に「どのように教えればいいのかわからない」という問題に直面することが少なくない。この理由には、フッサールの発生的現象学における「能動的キネステーゼ」と「受動的キネステーゼ」が深く関わっている。運動が上手にできる者にとってはその運動を実施する際のコツやカンなどの動く感じ(キネステーゼ)は、そのほとんどが意識に上らない受動的キネステーゼとして処理されていることが多い。ところが、運動熟練者が明確に意識していない、いわば”あたりまえの感覚”として機能している受動的キネステーゼこそが、初心者にとっては重要なコツとなることが少なくない。そのため、指導者をめざそうとする者(学生)にとってはその運動を巧みに実施できるだけでなく、そのコツを支える受動的キネステーゼを分析し、能動的に把捉することが求められる。 |