前田 賢次
マエダ ケンジ MAEDA Kenji 所 属 札幌校 職 名 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | その他論文 |
標題 | 豪州の初等教育カリキュラム改革とその動向 -ヴィクトリア州におけるカリキュラム改革との相関から- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 科研費[基盤研究](C) 「小学校低学年期の合科・総合的学習の国際比較と実態調査研究」報告書 |
出版社・発行元 | 北海道教育大学札幌校教育方法学研究室 |
巻・号・頁 | 38-44頁 |
概要 | ACARA とAusVELS の成立過程の概要をとらえ、国とヴィクトリア州のカリキュラム標準開発の相克を検証した。豪州の教育改革が21 世紀の国家の政策的要求から出発し、ニューカマーや国際競争力を持つ人材育成の傾向を色こく持ちながら進行していることが明らかにした。カリキュラム改革の前提となる政策議論段階で、中等・高等・社会教育に重点があり、小学校段階ではニューカマーや少数民俗をはじめとする、リテラシーとニューメラシーの保障に関わる議論であり、低学年や幼少期に特有の発達特性を生かしたり、カリキュラム構築に子どもたちをどう参画させたりするかという議論はほとんど見られなかった。州政府の教育改革政策の節々での影響を受ける形で、ヴィクトリア州政の教育改革も連動して展開している。CSFⅡの特徴であった伝統的教科と学際的、社会的・個人的な学びが対置される構造は現在も継続して、AusVELS にも継承されている。 |