前田 賢次
マエダ ケンジ MAEDA Kenji 所 属 札幌校 職 名 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | その他論文 |
標題 | オーストラリア・ヴィクトリア州の初等カリキュラムと授業の検討 -メルボルン市内の二つの小学校を中心に― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 科学科研費[基盤研究](C) 「小学校低学年期の合科・総合的学習の国際比較と実態調査研究」 報告書 |
出版社・発行元 | 北海道教育大学札幌校教育方法学研究室 |
巻・号・頁 | 45-57頁 |
概要 | メルボルン市の小学校現場においてナショナルスタンダード策定を背景にした州のスタンダードを諸学校がどう受容し、具体的な授業設計やカリキュラム設計をおこなっているかを検証した。到達点と課題の一つ目に地域的背景や子どもの実態によって州政府の示AusVELS では、教科や各領域ごとの時数や内容、リテラシーとニューメラシーの質などの規定があるが、諸学校においては比較的裁量が緩やかな形で保障されるとともに、教師たちもスタンダードを建設的にとらえている現実があった。また、国際的な学力調査指標の影響を背景に、読み書き算やICT、学習過程の集団化などの促進がうかがえた。また、リテラシー・ニューメラシーと総合も含めた教科的教育内容の二つの軸の区別と相関についても課題が残されている。アバフェルディーでは前者に重点を置きながら、カールトンでは後者に重点を置きながら総合の授業が取り組まれていた。 |