野嵜 雄太
ノザキ ユウタ 所 属 函館校 職 名 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/09/29 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 子どもの思考を深める主権者教育研究 : 主権者としての多様な見方を培うシミュレーション・ゲームを事例にして |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 上越教育大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 上越教育大学 |
巻・号・頁 | 37(1),149-162頁 |
著者・共著者 | 中平 一義, 野嵜 雄太 |
概要 | 模擬投票の課題は、政治参加の方法が投票のみであると認識してしまうこと、マニフェストを選択するだけの消費者的な存在に陥ってしまうこと、選挙権を獲得できない子どもが授業の中からこぼれ落ちることである。これらの課題を克服するため、憲法学の議論を基に主権者の内実とその関係性を明らかにし、動態的な法教育の構造を援用して、選挙以外の政治参加の方法へと思考をひろげる必要性を指摘した。
授業実践では選挙区制に関するシュミレーションゲームを行い、選挙と民意の反映との関係性を可視化した。本研究により、子どもは選挙だけが政治に関わる方法ではないこと、選挙以外の方法で政治に関わることは法制度的な主権を持つものだけでなく、多くの人に開かれたものであることを理解することができた。 |
ISSN | 09158162 |
NAID | 120006347753 |