福江 良純
フクエ ヨシズミ FUKUE Yoshizumi 所 属 釧路校 職 名 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 石井鶴三の基本形 -木取りの形態学と芸術の実相— |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 図学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本図学会 |
巻・号・頁 | 55(1),16-26頁 |
概要 | 彫刻家石井鶴三の提唱する「基本形」は,芸術学および造形論上に定着が望まれる有用な構造概念ある.それは立面図など形状計測の手法に拠らず,モデルに感受したものを直接ソリッドに適用して得られる構造体である.ここには,彫刻を視知覚的なサーフェイスから解放し,所与のソリッドを近代オブジェとして現す上での方法論が確立されている.ここからは,知覚される形状と非知覚的に感じられるものが交錯して成る芸術の実相が紐解かれ,近代芸術に敷衍すべき原理が導出される. |