| 木村 育恵 キムラ イクエ KIMURA Ikue 所 属 函館校 職 名 教授 | |
| 言語種別 | 日本語 | 
| 発行・発表の年月 | 2021/08 | 
| 形態種別 | 大学・研究所等紀要 | 
| 標題 | 「教員育成指標は教員の働き方に何を及ぼすのか―教員版・ジョブ・ディスクリプションの課題―」 | 
| 執筆形態 | 共著第一著者 | 
| 掲載誌名 | 『北海道教育大学紀要(教育科学編)』 | 
| 掲載区分 | 国内 | 
| 巻・号・頁 | 72(1),11-19頁 | 
| 担当区分 | 筆頭著者,責任著者 | 
| 著者・共著者 | 木村育恵・跡部千慧・村上郷子・河野銀子・田口久美子・池上徹・井上いずみ・高野良子 | 
| 概要 | 本稿では、「教員育成指標」にみる昨今の教員政策の制度改革が教員の働き方にいかなる影響を与えるのかを検討した。中教審2015年答申では、都道府県等教育委員会に「教員育成指標」の策定が要請されたが、これは官制主導で一元的に教員の育成を細かく規格化・標準化するものである。昨今の同僚性が失われている組織構造において、「教員育成指標」は,“一人でがんばりたい先生”の手掛かりになり得る。一方、こうした指標は、自律的な働き方を阻害する危険もはらむ。自律的な働き方ができないことは、ワーク・ライフ・バランスにも影響するため、キャリア形成や人生設計の多様性には対応しえず、教職における性別職域分離の再生産につながることが示唆される。 | 
| researchmap用URL | https://doi.org/10.32150/00007013 |