寺田 貴雄
テラダ タカオ TERADA Takao 所 属 札幌校 職 名 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1999/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 大正期の音楽鑑賞教育におけるアメリカの音楽鑑賞教育書の影響
―Victor Talking Machine 社刊Music Appreciation for Little Children (1920)の受容の諸相― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 音楽教育学研究論集 |
出版社・発行元 | 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科芸術系教育講座音楽教育学研究室 |
巻・号・頁 | 1,54-65頁 |
概要 | 20世紀初期の米国における代表的音楽鑑賞教育書の一つであるMusic Appreciation for Little Children (1920)の日本における受容の状況を、大正期の4人の鑑賞教育の提唱者(山本壽、津田昌業、須永克己、霜田靜志) の場合を通して検討した。この書から彼らは、教育理念、教育方法、教材の選択、授業計画などを摂取し、鑑賞教育の実践モデルとして捉えていた。米国の鑑賞教育書の特徴は、彼らを通して日本の音楽教育界に浸透し、その後の音楽鑑賞教育の基盤の一部分を形成していった。 |