千賀 愛
センガ アイ SENGA Ai 所 属 札幌校 職 名 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/10 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | デューイ実験学校における子どもの多様性と個人差への視座 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本デューイ学会紀要 |
巻・号・頁 | 55,127-136頁 |
概要 | 本研究の目的は、デューイ・スクール(Dewey School)の実践を子どもの多様性と個人差の視座から検討することである。本稿では、授業で困難性と個人差がしばしば生じうる体育、算数、読み書きに焦点をあてた。
生徒の困難に対する学校全体のアプローチは、教師間の連携のもとで行われ、毎週の会議で日常の活動を報告し議論していた。体育では、通常の体操やボールゲームのみならず、脊椎湾曲や身体虚弱の状態にある子どもに対する特別なケアや個別の検査も効果的に計画されていた。算数活動のカリキュラムとアプローチは、学習困難の子どものために修正され、その方法は、基礎的な内容に立ち戻る事や視覚化された課題を含んでいた。読み書きの授業は、同校のカリキュラムにおける歴史や社会的オキュペーションの科目と深く関連づけられていた。 |