海老名 尚
エビナ ナオ EBINA Nao 所 属 旭川校 職 名 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/01 |
形態種別 | 著書 |
標題 | 「鎌倉」の時代(福田豊彦・関幸彦編) |
執筆形態 | 共著 |
出版社・発行元 | 山川出版社 |
巻・号・頁 | 171-194頁 |
担当範囲 | Ⅱ 人物を掘り下げる 賴助論 |
著者・共著者 | 村尾元忠、伊藤一美、中込律子、高橋秀樹、宮崎康充、豊永聡美、上横手雅敬、久保田和彦、鈴木哲、糟谷優美子、吉井宏、槇道雄、野口実、岡田清一、大三輪龍哉、小島つとむ、菊池紳一、下山忍、関幸彦 |
概要 | 「頼助論」では、鎌倉後期における鎌倉の東密派の中興の祖である頼助に注目し、まず頼助の活動が仁和寺御室法助による仁和寺御室を頂点とした真言宗興隆構想と、鎌倉幕府の顕密寺院政策とに大きな影響を受けていたという事実を明らかにした。次いで、そうした事実から、幕府が北条氏の出身である頼助を介して権門寺院の統制強化を図ろうとしたという事実はないこと、さらに頼助の最大の関心が京都を中心とした真言宗教団の興隆ではなく、むしろ鎌倉における東密派の隆盛にこそあったのではないかと指摘した。 |