小岩 広平
  コイワ コウヘイ
   所  属   学校臨床心理専攻
   職  名   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2025/11/28
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 自閉傾向による対人場面での社会的先行情報の処理過程の違い : 視線追跡実験を用いた予測システム障害仮説の検証
執筆形態 共著
掲載誌名 北海道教育大学紀要. 教育臨床研究編
掲載区分国内
出版社・発行元 北海道教育大学
巻・号・頁 77,303-314頁
著者・共著者 小町 美羽, 小岩 広平, 齊藤 真善
概要 本研究では、自閉傾向を過去情報の蓄積による予測の困難と仮定した「予測システム障害仮説」の検証を目的とした。大学生25名を対象に、会話場面での視線の変化を測定する実験を行った。注視回数を従属変数、試行回数(Ⅰ―Ⅲ期)、視線の場所(背景・依頼者・被依頼者)、自閉傾向(低・高)を独立変数とした、混合計画による3要因分散分析を行った。その結果、自閉傾向と視線の場所の交互作用が有意であり(F(2, 46)=3.48, p<.05)、自閉傾向高群では依頼者・被依頼者の注視回数が少ないことが示された。以上の結果から、自閉傾向の高い者は、対人場面での視線誘導に困難を示し、社会性の障害に至る可能性が示唆された。一方で、試行回数と自閉傾向の交互作用は有意とならなかったことから、予測システム障害仮説は支持されず、試行回数の妥当性についての課題が議論された。
DOI 10.32150/0002000721
NAID 1390306960920499840