小山 耕平
コヤマ コウヘイ KOYAMA Kohei 所 属 旭川校 職 名 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2013/03/30 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 代謝スケーリングから見えた食う-食われるの関係(<特集2>代謝スケーリング理論:個体生理と生態系をつなぐ統合的アプローチ) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本生態学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 一般社団法人 日本生態学会 |
巻・号・頁 | 63(1),103-112頁 |
総ページ数 | 10 |
担当範囲 | 共著者と共に発案・解析及び論文全体の執筆に関与。(pp. 1-10) |
著者・共著者 | 八木 光晴, 福森 香代子, 小山 耕平, 森 茂太, 及川 信 |
概要 | 生物の個体当たりのエネルギー代謝速度と個体サイズ(体サイズ)の関係(代謝スケーリング:metabolic scaling)を探る研究の歴史は古く、生理学、生態学、農学、水産学や薬理学など様々な学問の基礎をなしてきた。代謝スケーリング関係には、異なる体サイズを示す種の集団(代謝速度の系統発生)を対象とする場合と、ある種における様々な体サイズからなる個体の集団(代謝速度の個体発生)を対象とする場合とがある。過去の研究の多くは、哺乳類や鳥類などの代謝速度の系統発生を対象としてきており、代謝速度の個体発生は無視されるか、代謝速度の系統発生と同じであるかのように曖昧に扱われてきた。その一方で、代謝速度の系統発生と代謝速度の個体発生の生物学的な意味は明確に異なっており、両者は厳密に区別されるべきとの指摘もなされてきている。そこで本論では、代謝速度の系統発生と個体発生の違いの整理を試みる。さらに、代謝速度の個体発生が、これまで生態学において重視されてきた「食う-食われるの関係」をはじめとする生物間相互作用と密接に関係し合っていることの実証例を紹介し、今後の研究の方向性について議論する。 |
DOI | 10.18960/seitai.63.1_103 |
ISSN | 00215007 |
NAID | 110009604260 |