小野 亮祐
オノ リョウスケ ONO Ryosuke 所 属 釧路校 職 名 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/11 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 教員志望学生の教育実習事後における省察内容の事例研究―「現状分析シート」に記された省察語の計量テキスト分析 ― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 北海道教育大学紀要 教育臨床研究編 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 北海道教育大学 |
巻・号・頁 | 76,93-108頁 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | 玉井 慎也・星 裕・小野 亮祐・越川 茂樹 |
概要 | 本稿では、北海道教育大学釧路校の教員志望学生を事例に、主免教育実習終了1ヶ月後というタイミングでどのような省察をしたのかを計量テキスト分析した。
分析の結果、教育実習(主免)を経験した学生は、学習指導と生活指導の両面に渡って「する(した)」「できる(できた)」「わかる(わかった)」という肯定・成果を表す語を多用し、自身の教育活動を大学や実習校の学びと連続・関連させて省察する傾向が明らかとなった。一方、「できない(できなかった)」「わからない(わからなかった)」「難しい(難しかった)」という否定・課題を表す語を用いて、自身の教育活動の限界を把握し、今後の学修・就職・進学に向けた取り組みを示唆する省察は比較的少ない傾向が明らかとなった。 以上より、自己の課題とも向き合いつつ、未来志向で教育実習を省察するための方法論を検討し、その方法論を今後の教員養成カリキュラムへと実装していく重要性が示唆された。 |