蔦森 英史
ツタモリ エイシ TSUTAMORI Eishi 所 属 旭川校 職 名 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/06 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | An Investigation into Kana Reading Development in Normal and Dyslexic Japanese Children using Length and Lexicality Effects |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Brain & Development |
巻・号・頁 | 34,520-528頁 |
著者・共著者 | Sambai,A., Uno,A., Kurokawa,S., Haruhara,N., Kaneko,M., Awaya,N., Kozuka,J., Goto,T., Tsutamori,E.,Nakagawa,K., & Wydell,TN. |
概要 | 本研究は日本のかな文字音読の際の語長効果と語彙効果に関して、日本の発達性読み書き障害と対象群の差を報告した最初の研究である。発達性読み書き障害のある就学前児と小学生の子ども達のエラー率は小学生の子どもより高かった。通常の子どもおよび読み書き障害の子ども双方とも、音読潜時に関し有意な語長効果および語彙効果が認められた。しかしながら語長と語彙の交互作用に関しては通常の2年生から6年生までにおいてのみ認められた。これらの結果から(1)通常の小学1年生は音読の正確性に関しては天井効果が認めらえたこと、(2)日本の通常の子どもは年齢が上がるにつれ、語彙の音読プロセスにおいて向上し、そのことが流暢な、かな音読をもたらすが、(3)読み書き障害は5、6年生でさえ、十分な語彙音読プロセスを発達させていなかったことが示唆された。 |