小山 耕平
コヤマ コウヘイ KOYAMA Kohei 所 属 旭川校 職 名 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/09 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 日本生態学会学術大会参加者のジェンダー不均衡とリーダーシップ活動の 解析および大会の在り方の検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本生態学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 一般社団法人 日本生態学会 |
巻・号・頁 | 72(2),199-205頁 |
総ページ数 | 7 |
担当範囲 | データ解析を行った。共著者と共に論文全体の執筆に関与した。(pp. 1-7) |
著者・共著者 | 水野 晃子, 別宮(坂田) 有紀子, 木村 恵, 小山 耕平, 鈴木 智之 |
概要 | (本論文は、査読のない学術報告である)。学会員の半数以上が参加する学術大会は主要な学会活動のひとつである。本稿では2012年大津大会と2017年東京大会の参加者について年齢や性別、発表形態などの属性調査を行い、その結果から大会参加やリーダーシップ活動において参加者の属性に起因する障壁があるのか、また障壁を生み出すバイアスの有無について検討した。東京大会参加者の女性割合は27%で学会員における女性割合の24%よりも高かった。これは主に学生世代(20代前半)の女性の高い参加率を反映しており、一般会員では30歳以上の年代では大会参加者の女性割合は低く、とくに30歳代、40歳代の女性の参加率が低かった。リーダーシップ活動の指標として算出したシンポジウム等企画者・講演者の女性割合は、両大会ともに20%程度と参加者および学会員の女性割合よりも低い値を示した。リーダーシップ活動に関わる会員は30?39歳の年齢階級クラスに多く見られた。この世代では出産や育児に伴う研究の停滞、宿泊を伴う出張の難しさなどによって女性が大会に参加しづらくなっている可能性が考えられる。大会参加の低下はその時期の研究活動の停滞を示している恐れがある。大会への参加継続を促すには、これまで行われてきた託児室やファミリー休憩室などのサポートに加え、以前から要望が高く岡山大会で導入されたオンライン形式を今後も維持していくことが期待される。 |
DOI | 10.18960/seitai.72.2_199 |
ISSN | 00215007 |
NAID | 1390856815735820928 |
PermalinkURL | https://doi.org/10.18960/seitai.72.2_199 |