板谷 厚
  イタヤ アツシ   ITAYA Atsushi
   所  属   旭川校
   職  名   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2023/11/30
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 積雪寒冷地域およびCOVID-19禍による練習制限下での野球競技者の複合トレーニングがスプリント能力に及ぼす影響
執筆形態 共著
掲載誌名 北海道体育学研究
掲載区分国内
出版社・発行元 北海道体育学会
巻・号・頁 58,9-15頁
総ページ数 7
担当範囲 共同研究につき担当範囲の抽出不可.
担当区分 最終著者
著者・共著者 土橋康平,工藤颯太,板谷厚
概要 積雪寒冷地とCOVID-19による練習制限下で、6週間の複合トレーニングが野球選手のスプリント能力に及ぼす影響を検討した。大学野球選手10名(年齢:20±1歳)を対照群(n=5)と介入群(n=5)に分けた。20mスプリントと跳躍(カウンタームーブメントジャンプ、スクワットジャンプ、リバウンドジャンプ、立ち幅跳び、5段幅跳び)をトレーニング介入前後に実施した。介入群は以下のトレーニング:レジスタンストレーニング(週1回)、ジャンプトレーニング(週2回)、技術指導によるスプリントトレーニング(週2回) を6週間実施した。トレーニング後の20mスプリントタイムは、複合トレーニングによって短縮され、介入後のスプリント時間には大きな効果(Cohen's d = 1.00)が観察された。20mスプリントタイムの変化は、立ち幅跳びの変化(r = -0.830)と有意な相関がみられた。また、20m走の変化と5段幅跳びの変化との間には中程度の相関が認められた(r = -0.440)。これらの結果から、6週間の複合トレーニングは、極めて厳しい練習制限下においてでさえ、水平跳び能力の向上を介して20mスプリント能力を向上させる可能性があることが示唆された。