佐々木 宰
ササキ ツカサ SASAKI Tsukasa 所 属 釧路校 職 名 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/01 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | へき地校の美術教育における表現活動と鑑賞活動の一体化に関する実践的研究 ─少人数を生かした制作・展示・対話 |
執筆形態 | 共著第一著者 |
掲載誌名 | へき地教育研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 北海道教育大学 学校・地域教育研究支援センターへき地教育研究支援部門 |
巻・号・頁 | (72),87-95頁 |
著者・共著者 | ◎佐々木宰・樋口理沙 |
概要 | へき地校における少人数,小規模という条件の下で,表現活動と鑑賞活動を一体化させた美術教育を「展示空間を媒介した制作と対話」という形で実践し,そのノウハウの抽出と効果の確認を試みた。北海道檜山郡の江差町立江差北中学校において,平成28年度の全学年美術科の指導において,生徒作品を校内に展示し,作品の鑑賞を通して対話が生まれる空間の創出を行った。その結果,少人数であることを生かして,美術の学習活動の成果を効果的に展示できることがわかった。表現と鑑賞に対する循環的な意識が生徒たちに生まれ,美術活動に対する意欲や態度,他者の表現に対する意見の表明などの側面について向上がみられた。さらに教職員との対話による波及効果や隣接する小学校との連携にも効果がみられた。展示空間の創出,日常的な対話を通して表現と鑑賞の一体化が可能になり,少人数及び小規模という条件が有効に作用したことが確認された。 |