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今在 慶一朗
イマザイ ケイイチロウ IMAZAI Kei-ichiro 所 属 函館校 職 名 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2013/01 |
| 形態種別 | 学術雑誌 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | 矯正施設における公正な社会的相互作用と秩序の認知 |
| 執筆形態 | 共著第一著者 |
| 掲載誌名 | 社会心理学研究 |
| 巻・号・頁 | 28(2),94-103頁 |
| 著者・共著者 | 今在慶一朗・内山博之・今在景子 |
| 概要 | 伝統的な矯正教育では心理的距離を縮めるような「人格的な接触」が収容者の人格変容に効果的であるとされてきた。しかしながら、近年の研究のなかには、カウンセリングのような心理的介入は効果的でない、あるいは有害な場合があるという主張もある。本研究では、厳格で適正な処遇を通じてもたらされる公正感が秩序維持に有効であると予測し、矯正施設内での決定に対する態度や職員に対する印象などについて、収容者を対象とする質問紙調査を実施した。分析の結果、刑務所内で公正な扱いを受けたと感じる収容者ほど、施設の決定に従いやすく、出所後の更生意欲が強められることが示された。 |