芳賀 均
ハガ ヒトシ HAGA Hitoshi 所 属 旭川校 職 名 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 音や音楽を用いたゲームを通した児童の音や音楽の言語化の過程の観察 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 音楽教育メソード・教育学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 音楽教育メソード・教育学研究会 |
巻・号・頁 | (2),27-38頁 |
総ページ数 | 12 |
担当範囲 | 〈2〉〈3.1.1〉〈3.3〉〈4〉は芳賀真衣が、その他の部分は芳賀均が担当した。作稿においては〈2〉~〈4.2〉を芳賀真衣が、その他の部分と全体の調整を芳賀均が担当した。 |
著者・共著者 | 芳賀真衣・芳賀均 |
概要 | 本実践の目的は,児童が音や音楽を言語化していく際に,どのような言語表現の変容が見られたかに関して,音楽を表現したり味わったりする際の手段としての知識の獲得過程を観察し、その結果を検証することによって,鑑賞指導の方法に関する示唆を得ることである。音楽を表現したり味わったりする際の手段としての「知識」の獲得過程を観察することにより,鑑賞指導の方法に関する示唆が得られることを期待した。方法としては、音や音楽を用いた神経衰弱ゲームの実践、および、実践前後における同一楽曲の聴取を行い、前者については児童のワークシート記述を、後者については発言量および発言内容を比較検討した。その結果、児童は,実践を重ねるにつれ,メモの書き方を工夫し
たり,細かい音に注目したりする様子が確認できた。同一楽曲の聴取については,実践後は記述量の大幅な増加や、知覚の向上と比喩による感受の多様化がみられ、知覚と感受を結び付ける際に「理由」の存在を意識させることの鑑賞指導に対する効果が示唆された。 |