村上 健太郎
ムラカミ ケンタロウ MURAKAMI Kentarou 所 属 函館校 職 名 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/11 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「ノベル生態系(新奇な生態系)」概念の有用性 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 環境情報科学学術研究論文集 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 33,265-270頁 |
著者・共著者 | 村上健太郎 |
概要 | 「ノベル生態系」とは過去に出現したことがない従来とは異なる種組成や物理的環境からなる生態系であり,近年,復元生態学に大きな影響を与えている用語である。この概念を提示したHobbs et al. (2006)は,ノベル生態系とそれ以外の生態系の境界を閾値と述べ,閾値を越えた生態系(ノベル生態系)は従来の生態学的復元のように「元に戻す」ことを考えるのではなく,その有益性を最大化させるような異なる管理方法を取るべきと主張した。この概念は批判を浴びつつも,ノベル生態系が高い種多様性を保持する事例や絶滅危惧種の生育を支える事例など,多くの研究で活用されており,都市などの人為圧が高い環境において有用であると考えられた。 |