今在 慶一朗
イマザイ ケイイチロウ IMAZAI Kei-ichiro 所 属 函館校 職 名 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/06 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 労働審判における公正への関心,手続き的公正感,結果の主観的妥当性 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 心理学研究 |
出版社・発行元 | 日本心理学会 |
巻・号・頁 | 86(2),112-120頁 |
概要 | 労働審判の当事者は公正な解決を望んでいることが指摘されているが,公正な手続きを経験することが結果を受容しやすくしていると考えられる。しかしながら,損害の補償を求める労働者と審判に出席を求められることになった使用者では,異なる公正の概念を抱き,異なる公正感によって結果に対する態度を形成していると考えられる。実際に労働審判を経験した者を対象とする調査を実施したところ,労働者側当事者は結果の妥当性を直接審判官に帰属させるが,使用者側当事者は結果の妥当性を審判官によってすすめられた手続きに帰属しやすいことが確認された。 |