吉田 安規良
ヨシダ アキラ YOSHIDA Akira 所 属 札幌校 職 名 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 平成30年度全国学力・学習状況調査の小学校理科の問題を利用した教員志望学生の理科の学力—児童の学びを促す理科授業が実践できる教員養成の在り方の検討資料— |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 琉球大学大学院教育学研究科高度教職実践専攻(教職大学院)紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 琉球大学大学院教育学研究科高度教職実践専攻 |
巻・号・頁 | 3,67-79頁 |
著者・共著者 | 吉田 安規良 |
概要 | 全国学力・学習状況調査で測定可能な学力の向上に留まらない児童の学びを促す理科授業が実践できる教員養成の在り方の検討材料の量的充実や,この調査で測定可能な児童の学力を分析する際の視点を広げることに資するために,2018(平成 30)年に実施されたこの調査で出題された小学校理科の問題を教員志望学生に解答させた。2018 年度前学期に琉球大学で開講された「教職入門(1組)」の受講学生 51 人の平均正答数は 14.1(中央値 14.0),平均正答率は 88.1%だった。学生の正答率が平均−標準偏差(= 75.8%)を下回った低正答率問題は,児童の無解答率が高かった上位3問(大問1(3),大問4(3),大問4(4))だった。今回の結果から,①琉球大学が提供する小学校教員養成のための教育課程や理科に関する科目内容検討に際して,学生の入学時点における属性に対応する形で検討する必要性がないこと,②低正答率問題における学生の誤答の背景と児童の誤答の背景には同一の問題が存在すること,③ペーパーテスト形式の調査であるがゆえに解答状況の分析には限界があり,教師教育の視点から児童の学びを適性に評価することを学ぶ機会の提供の必要性が示唆された。 |
ISSN | 2432-5341 |