村上 健太郎
ムラカミ ケンタロウ MURAKAMI Kentarou 所 属 函館校 職 名 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/11 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | シダ類の生育地としての都市域及び都市郊外域のハードスケープ ―中部地方のデータセットからの考察― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本緑化工学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 45(2),299-307頁 |
著者・共著者 | 村上健太郎 |
概要 | 中部地方における都市及び都市郊外域60 地点の路傍のハードスケープ(壁や道路などの硬質な景観要素)に成立していたシダ類群落計3,310 箇所を対象に,各種のハードスケープハビタット(石垣,壁,建造物間隙,路面間隙)の選好性を調査し,多様なシダ類の生育を目指した保全手法について検討した。建造物間隙選好種の多くが森林生であり,壁は一部の着生シダにのみ選好されていた一方で,石垣は幅広い種に選好されていた。既往研究では古い壁が崖や岩上を生育地とする種の生育地として役立つと報告されている。古い石垣は少なくともこれらの種の市街地における二次的生育地として重要であり,稀少種の生育地としても役立つ可能性があると考えられた。壁や石垣選好種は壁面緑化などの都市緑化素材としての可能性もあると考えられた。都市の生物多様性保全の視点から,シダ類の生育地としての石垣は適切な方法で修復,更新される必要があると考えられた。 |
DOI | https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsrt/45/2/45_299/_article/-char/ja/ |