今在 慶一朗
イマザイ ケイイチロウ IMAZAI Kei-ichiro 所 属 函館校 職 名 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 無投票選挙が常態化した地域における投票選挙―― 平成三年北海道S町長選挙の事例 ―― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 人文論究 |
出版社・発行元 | 函館人文学会 |
巻・号・頁 | 84,1-12頁 |
概要 | 投票選挙と多選傾向が常態化した北海道S町で行われた、平成三年の投票選挙に関する聞き取り調査をまとめたもの。例外的に行われた投票選挙に注目し、投票選挙が行われるに至った特殊要因を明らかにすることによって、普段の無投票当選、多選傾向が継続する仕組みについて反照することを試みた。その状況要因として1.単位人口あたりの立候補志望者の少なさ、2.「しこり」回避動機が、そして、候補者要因として1.小規模自治体における政治的野心の限界、2.ステップアップに動員できる資源の限界、3.報酬、自治体予算の限界があると予測された。これらの要因の妥当性について検証するために、町長経験者、敗れた対立候補、周辺関係者に対する聞き取り調査を行った。 |