今在 慶一朗
イマザイ ケイイチロウ IMAZAI Kei-ichiro 所 属 函館校 職 名 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/05 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 紛争解決における社会的公正の心理学 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 仲裁とADR |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 商事法務 |
巻・号・頁 | 12,72-79頁 |
概要 | 社会心理学における公正研究の歴史を概観した上で、これまで行ってきた法的場面におけるいくつかの調査の結果を示した。哲学者Rawlsによる完全手続的正義と純粋手続的正義の概念をもとに、紛争当事者の手続感について検討を行いった。自己の正当性を感じる者、経験や情報が豊富な者、申し立てをされた者の場合、「望ましい結果」をイメージしやすいため、手続を「望ましい結果」を導くための道具として捉えやすいと考えられる。これに対して、自己の正当性を感じていない者、紛争解決に有益な経験や情報が乏しい者、他者から権利の侵害を申し立てられた者の場合、「望ましい結果」を想像しにくいため、権威者がフェアなレフェリーとして適切な対応をすることを期待しやすいと考えられる。 |