今在 慶一朗
イマザイ ケイイチロウ IMAZAI Kei-ichiro 所 属 函館校 職 名 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 手続き的公正の対人的要因に対する注意の調整効果の実験:原子力発電所再稼働に関する首相のスピーチに対する印象形成 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 社会心理学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本社会心理学会 |
巻・号・頁 | 34(3),142-150頁 |
著者・共著者 | 今在慶一朗 |
概要 | 手続き的公正の知覚は政治的決定の受容を促進すること、手続き的公正は権威者の印象によって知覚されやすいことは先行研究によって確認されてきた。他方、政治的問題について人々は、常に詳細に検討を行うわけではなく、しばしば周辺的な情報を用いてヒューリスティックな処理を行い、態度を決定すると考えられる。本研究では、原子力発電所の再稼働に関する首相のスピーチについて、印象形成の実験を行った。参加者を注意の集中度に応じて分割し、首相に対する評価と手続き的公正、決定に対する支持の関係について分析を行った。全体的に、説明責任に対する評価が手続き的公正や決定に対する支持を促進することが確認されたが、加えて、集中度が高い群の参加者ほど説明責任の評価の手続き的公正に対する効果が顕著であった。 |