| 村上 健太郎 ムラカミ ケンタロウ MURAKAMI Kentarou 所 属 函館校 職 名 准教授 | |
| 言語種別 | 日本語 | 
| 発行・発表の年月 | 2023/03 | 
| 形態種別 | 学術雑誌 | 
| 査読 | 査読あり | 
| 標題 | 海岸の路傍の硬質人工構造物に定着した海崖生植物ラセイタソウ(Boehmeria splitgerbera Koidz.)の生育立地特性 | 
| 執筆形態 | 単著 | 
| 掲載誌名 | 環境情報科学 | 
| 掲載区分 | 国内 | 
| 出版社・発行元 | (一社)環境情報科学センター | 
| 巻・号・頁 | 52(1),89-95頁 | 
| 総ページ数 | 7 | 
| 著者・共著者 | 村上健太郎 | 
| 概要 | 本研究では,日本固有の海崖生植物ラセイタソウがハードスケープ(硬質な人工構造物)に生育していることに着目し,ハードスケープの海崖生植物保全への活用可能性を検討するための研究を行った。北海道南部松前矢越道立自然公園内の海岸付近の道路沿いで野外調査を実施した結果,19箇所のラセイタソウ群落を記録し,このうち11箇所(57.9 %)が擁壁,路面間隙などのハードスケープであった。ハードスケープで確認されない海崖種も見られるが,ラセイタソウは本来の生育地である岩崖と同等に豊富であることから,海崖生種のために人工壁を創出する手法が代償ミティゲーションの一環としてあり得ると考えられた。 |