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藤川 聡
フジカワ サトシ FUJIKAWA Satoshi 所 属 教職大学院（旭） 職 名 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2021/12 |
| 形態種別 | 学術雑誌 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | （論文）失敗体験における原因帰属の傾向と技能の関係 ― 技術科の製作学習に着目して― |
| 執筆形態 | 共著 |
| 掲載誌名 | 竹谷出版学術ジャーナル「教育への扉」 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | 竹谷出版 |
| 巻・号・頁 | 1(3),18-22頁 |
| 著者・共著者 | 中川 晃 ・ 藤川 聡 |
| 概要 | 本研究では，製作学習の失敗体験における原因帰属の傾向及び原因帰属と技能の関係を調べた。製作学習は中学校技術科の木材加工学習とし，技能は同学習において最も一般的作業の一つである「のこぎりびき」とした。失敗の原因帰属を調べる調査用紙は先行研究を参考に，内的帰属２項目（努力，能力）と外的帰属の３項目（課題，運，先生）とした。Ａ市Ｂ中学校において木材加工学習を行い，その後，調査用紙を用いてのこぎりびきの失敗について調査したところ，失敗の原因を「運」や「先生」に帰属させる傾向は有意に低かった。この傾向は，教師と生徒の信頼関係という点では良い傾向である反面，教師の指導における問題点は生徒から抽出されにくい可能性が示唆された。また，同調査と技能得点との相関を調べたところ，能力帰属と技能得点との間に有意性のある負の相関が得られた。先行研究では，能力帰属は意欲にもネガティブな感情が随伴するとされており，本研究の結果と併せると同帰属に有益な要素が確認できず，同帰属の生徒に対して個々に応じた教育支援の必要性が示唆された。 |
| ISSN | 2346-4959 |